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令和 3年予算特別委員会-03月08日-04号

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  1. 足立区議会 2021-03-08
    令和 3年予算特別委員会-03月08日-04号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 3年予算特別委員会-03月08日-04号令和 3年予算特別委員会       午前10時00分開議 ○工藤哲也 委員長  皆さん、おはようございます。これより予算特別委員会を開会いたします。  先週に引き続き、第6号議案の予算総則第1条中、歳出第4款産業経済費、歳出第6款土木費から歳出第10款予備費、第2条債務負担行為から第5条歳出予算の流用、第7号議案、第8号議案、第9号議案の全部について質疑を行います。  最初に自民党から質疑があります。かねだ委員。 ◆かねだ正 委員  おはようございます。今日から後半の3日間が始まります。また、後半のトップバッターを務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  先週末、大変、残念なニュースが入ってきました。足立区にとっても非常に、一つの大きな危機だなというようなニュースだなというふうに感じました。もう御存じの方も多いと思いますけれども、工事予定価格情報漏えい及び材料検査時の飲食接待に関する懲戒処分についてであります。  いただいた資料を読ませていただくと、令和元年11月22日に逮捕された学校運営部学校施設課の職員の収賄事件をきっかけに、区として内部調査を続けていたところ、同時期に、学校施設課内で、新たに2件の不正行為があったことが以下のとおり判明しました。  懲戒処分の概要としては、工事予定価格情報漏えい事案、材料検査時の飲食接待事案ということであります。もう非常に重要なことですので、詳細については、改めてお伺いしたいと思いますけれども、詳細をお尋ねする前に、まず、今回のこの不正事案について、執行機関のトップである区長に、今回の事案に対する見解をお願いしたいと思います。 ◎区長 今、かねだ委員の方から、足立区の危機というお話が出まして、正にそのとおりに私も受け止めております。特に、同じ所属で複数のこうした処分が出たということでございますので、職員の育成も含めて、また、そして、職場環境の改善も含めて、大きな責任を感じておりますし、このことで、区民の皆様方に対する区の信用がまた更に大きく失墜するということに関しては非常に重く受け止めております。 ◆かねだ正 委員  土曜日にプレス発表を行って、また、それを受けて新聞の大手紙にはほとんど記事の方が掲載されております。また、ネットのニュースにも配信をされているような状況になっています。  今回のこの学校施設課で判明したこの2件の不正行為事案について、執行機関より、概略で結構ですけれども、時系列的な説明をお願いしたいと思います。 ◎学校運営部長 まず、学校トイレ改修工事に関する経緯でございますが、平成27年の秋から年末頃にかけまして、トイレ改修に関する従来の方針を変えました。従来まではトイレ工事、改築や大規模改修時に実施しておりましたが、その後、短期集中的に実施するということといたしました。これは、建設コストの急激な上昇に伴って大規模改修、あるいは改築が円滑に推進することができないということを受けての方針変更でございます。  その後、議会の方に、平成28年第1回定例会で、その旨御報告いたしました。学校トイレ改修につきましては、平成28年度に設計着手、平成29年度から平成35年度までの7年間で改修工事を実施するという形で御報告いたしました。  その後、翌年には、1年間、工事を前倒しして6年間で実施したいという旨の報告をさせていただきました。  その後、平成30年の7月に、子ども議会がございまして、その中で、子どもたちから強い要望がございました。トイレ改修工事をできるだけ早く実施してほしいということでございます。  これを受けまして、教育委員会の内部的に、様々、検討を重ねました。それから、業界側、設備業者、あるいは建築業者への業界の方にヒアリングをいたしまして、何とか2年間前倒しできるのではないかということで、平成30年の10月の文教委員会に御報告をさせていただきました。  令和元年5月から7月までの間に契約の入札が行われて、そのときに、当時の課長が、この情報を漏らしてしまったと。4件の工事、1億円を超える4件の工事の予定価格を業者の方に漏らしてしまったというのが、トイレ改修工事情報漏えいの概要でございます。  それから、もう1つ、飲食接待事案の方でございますが、令和元年収賄事件で職員が逮捕されたことをきっかけに、区の内部的に様々な調査をしていたところ、平成30年の2月、出張時における接待事案が発生したということでございます。
     これは、学校の材料検査、地方都市の方に出張いたしまして、本来、日帰りで帰るべき内容でございましたが、そのときに、業者側から宿泊していきなさいというようなお話があったということで、それを受けてしまい、宿泊費、あるいは飲食費、これを業者の方に負担させてしまったという事案でございます。 ◎教育長 1点、修正させていただきます。  材料検査に伴う出張時の飲食接待については、公益通報がきっかけになって調査を進めたところ、判明したというものであります。  それから、今、学校運営部長の方から、るる説明しましたけれども、トイレ改修を早く進めたいということから、情報漏えいということにつながったという背景はありますけれども、これはあってはならないことですので、子どもたちのため、あるいは早く進めたい、そういうことがあっても犯してはならない過ちだったというふうに思っております。深く反省しております。 ◆かねだ正 委員  今、御説明があったとおりだと思いますけれども、この件、また伺うと、また、この発覚の経緯を考えても、令和元年11月22日に起きた学校施設課職員収賄事件との関連性も、これ疑われるわけですけれども、それについてはどういうふうに考えていますか。 ◎学校運営部長 地方都市における飲食接待事案の方は、該当職員3人で出張に出掛けたということでございますが、そのうちの1人は日帰りで、出張命令どおり、帰庁しております。残りの2人につきまして、宿泊、飲食接待を受けてしまったということでございますが、そのうちの1人が収賄事件で逮捕された職員ということでございます。 ◆かねだ正 委員  ということは、情報の漏えい事案の方は、直接的な関係はなく、飲食接待事案の方については、前回の収賄事件の職員も絡んでいる事案だということでよろしいですね。 ◎学校運営部長 そのとおりでございます。 ◆かねだ正 委員  この事案、先ほど教育長からもお話ありましたけれども、どんな理由があっても、やはり公務員としては許されないということであることは間違いないと思います。  今回のこの2つの事案を考えていくと、先に起こった収賄事件と大きく違う点は、今回の2件の事案については、現在のところは、贈収賄等による懲戒処分ではないという点だと思います。  これ、再度確認しますけれども、今回の事案、あくまで地方公務員法に抵触したことによる懲戒処分ということでよろしいですか。 ◎教育長 そのとおりでありまして、この事案については、警視庁にも相談をしているところですけれども、今のところは、そういった事情は持ち上がっていないというところでございます。 ◆かねだ正 委員  今現在、警視庁に相談をしているということだと。  ここからは、管理職が事故者ということもあり、事案の内容も踏まえて、工事予定価格情報漏えい事案について、少し絞って伺いたいと思います。  この事案、処分等をまた考えていくと、大きな疑問なのは、従来だと、こういった予定価格の事前の漏えいといった問題は、ともすれば官製談合防止法違反が疑われ、場合によっては、司法の判断も踏まえて懲戒処分が行われるものと認識をしています。  なぜ、今回は、区が地方公務員法違反と判断して、先行して懲戒処分を決めることになったのか、その理由を伺いたいと思います。 ◎教育長 先ほど申し上げましたとおり、警視庁の方に相談をさせていただいていたと。ただ、かなり時間もたっていて、その処断もないんですけれども、本人が情報を漏らしたという事実は本人の聴取によって、これは明らかだということでして、この段階で処分することについては、警視庁としては捜査上の問題はないと、このようにいただいております。  また、心機一転、4月に組織改正もして、心を改めて仕事をしていくということを表すためにも、この段階での処分を、区としては処断したというところでございます。 ◆かねだ正 委員  その点で、非常に気に掛かるのが、先ほど4件、1億円を超える4件の事案で情報漏えいがあったということですが、この入札物件、入札金額の事前漏えいを受けて、改めて見返してみると、落札金額は予定価格の何%だったんでしょうか。 ◎教育長 99%を超えているものもございますし、予定価格から2,000円程度の差だったという案件もございました。 ◆かねだ正 委員  非常に、では、極めて入札予定金額に近い金額で落札をされたということは間違いないということですか。 ◎教育長 そのとおりであります。一言申し上げると、建築だけでなくて、設備工事の入札、落札率も98%から99%というものでございます。 ◆かねだ正 委員  今、落札というお話を聞きましたけれども、事故者である職員がいるということは、相手である、これ業者が存在するということは、これも間違いないわけであります。その辺について、この落札業者については、区の方ではどのように考えていますか。 ◎教育長 事業者は、情報を見ていないというふうに申しております。 ◆かねだ正 委員  事業者の方は、情報は見てないというふうにお答えになっていると。職員側については、予定価格の漏えいを認めたわけです。業者側の立場としては、漏えいは認めていないと、見ていないということでよろしいわけですか。 ◎区長 見ていないということではなく、記憶にないと申しております。 ◆かねだ正 委員  記憶にないということですけれども、その辺について、区はどう判断されていますか。 ◎長谷川 副区長  確かに事業者側は、今言ったように記憶にないということで、情報漏えいを認めておりません。私ども、弁護士立会いのもと、ヒアリングをさせていただきましたけれども、捜査権のない区においては、それ以上の調査できないということで、今現在、警察に相談させていただいております。  また、職員については、自ら不利益になることを率直に述べたということで、区としては事実というふうな認定をさせていただいて、懲戒処分をさせていただきました。 ◆かねだ正 委員  非常に、職員側は情報漏えいについては認め、逆に、業者側についてはこれを認めてないと。これ、いわゆる成立をしてないような状況の中で、今回、事の重大性、また、そこの職員の方が自分から申出たということを重きを置いて、懲戒処分をされたということなんだろうというふうに思います。  この事案、非常に、冒頭申し上げましたけれども残念であります。入札の公平性、競争性から考えれば、最後になりますけれども、公務員としては決して許されない。入札の事前情報の漏えいということですから、許されない不正行為だと判断せざるを得ません。  しかし、これ同情の余地が仮にあるとすれば、今回の事案については、さきの贈収賄事件と違って、贈収賄に絡むものではなく、自己利益に絡むものではなく、入札を予定どおり進めなければ、また、工事を予定どおりに進めなければという、これ責任感の重圧から来ているように非常に感じるんですけれども、なぜ、そこまで一担当課の責任者が追い詰められなければならなかったのか、その辺の背景について伺いたいと思います。 ◎教育長 私も、その点については深く責任を痛感しております。トイレの工事を早くやってあげたい。仮に不調になりますと、これ夏休み工事ですので、その年に実施できないと翌年になってしまう、こういったことから、不調を避けたいという思いで情報漏えいしてしまったんだというふうには考えられます。  我々も、職員の負担については、平成30年に1名、令和元年度に3名の増員を図りながら実施してきたわけですけれども、このスピードという点については、この課長も非常にプレッシャーを感じていたんではないかなと思っております。それを早く察知できなかったことについては、大変申し訳ないというふうに思っております。 ◆かねだ正 委員  課長の上には、これ部長がいらっしゃるわけですよ。部長の上には、申し訳ないですけれども、副区長、区長といらっしゃる。教育長もいらっしゃるわけです。そういった意味では、その組織が非常に、課長が相談できない部分で、風通しが悪かったのかなと言わざるを得ない部分もあるのかなというふうに感じています。  また、非常に残念なのは、令和元年贈収賄事件については、私自身は個人的な事案だと、個人のコンプライアンスの問題だというふうに考えていました。しかし、今回、再度、学校施設課で2件、このような不正事案が判明したとなると、組織的風土に大きな問題があると言わざるを得ないと思いますけれども、その辺についてはいかがですか。 ◎長谷川 副区長  確かに、前回の収賄事件のときに、第三者委員会から報告をいただいています。その中で、学校施設課の職場風土について、ルール違反をやむを得ないものとして受け入れる職場の雰囲気があるということで指摘をされております。  私たち学校施設課の職場風土の問題については重要視しておりますし、学校施設課だけでなく、区として、正に風通しの問題で何か落ち度はなかったのかということで、改めて風通しのいい組織を、これまでも取り組んでまいりましたけれども、更に力を入れてまいりたいと考えております。 ◆かねだ正 委員  今お話あったとおり、今回の問題について言えば、組織的風土、また、組織の在り方、コンプライアンスを含めた問題だと思います。再び、これどうやって、今後、先ほど、若干お話はありましたけれども、再発を防止をしていくのか、改めて区の考えをお伺いしたいと思います。 ◎教育長 再発防止には4点ございます。  1つは、これが課長1人に責任が負わされていたんではないかなという点については、組織を、これを分散する。あるいは相談できるような体制がつくれないのかということ。それから、職員1人にも負担が掛かっていたんではないかな、これも分散でしたいこと。したがって、職員1人ではなくて係での対応はできないか。そういうことを考えて、4月1日からは、教育委員会にある学校施設課を、区長部局の営繕部隊と統合して、地域担当制にして傘下にする。そうすると、3人の課長がいますから、何かいろんな困り事があれば相談できる体制ができる。  それから、今、6つの係でやっておりますけれども、これを分散にしますと、20の係でできる。こうやって細分化することによって、リスクを減らし、そして、困ったときにいろんな議論ができる、そういう土壌をつくっていきたいと、これが1点、組織改正であります。  その次は、個別のヒアリングを、職員の全庁点検をしたい。こういった事例が他にないのか、あるいはそういったことを考えたことがないのかということをつぶさにヒアリングをしたいということ。  それから、コンプライアンス意識の徹底、これは、特に利害関係者との接触についてはもう指針があるわけですけれども、それが徹底されていなかったということで、研修を通じて全職員に周知する、あるいは法令違反、これについての研修も、契約に関わる職員に対象を広げて実施する。  そして、4点目、最後ですけれども、公契約等審議会に再度諮問をして、我々の考えだけでは及ばないところについても、是非、御提言をいただくと、こういうことを考えております。 ◆かねだ正 委員  今、再発防止策について、教育長から4点、お話がありました。  非常に厳しい言い方をすれば、大変申し訳ないですけれども、この時間をおいての不祥事の繰り返しという事実を考えると、本当に再発の防止ができるのだろうかという疑念を持たざるを得ない部分もあります。  さきの決算特別委員会では、私がちょうど、最終日だったですかね、不祥事が起きれば提言を受け、再発防止を整える。しかし、また不祥事が起きてしまう。この負の連鎖について指摘をしました。そのとき、総務部長、どういうふうにお答えになったか覚えておられますか。 ◎総務部長 組織一丸となって対応しなきゃいけないということと、再発防止に向けた研修等を実施していくと、このような内容で御答弁差し上げました。 ◆かねだ正 委員  若干違うんですけれども、そのことが趣旨でお話しになったんだろうと思います。  そのときに、総務部長、職員の意識、遵法精神の重要性ということを、答弁をされていました。基本は今お答えになったようなことだろうというふうに思います。  一番重要なことは、高い倫理意識を持った職員の育成ということが、これはもう何にも増して大事なことだと改めて考えるわけですけれども、その辺についてはいかが考えますか。 ◎教育長 先ほど御答弁しましたけれども、例えば台風のときであるとか、ブロック塀の崩壊の事件の後だとか、職員、一生懸命頑張っているところが一部の職員がこういうことを起こすと、全体が駄目なような、そういう批判を浴びてしまう。非常に残念なことなんですけれども、重要な仕事をしているから、少しぐらいいいんじゃないか、あるいは許されるんじゃないか、こういったことをきちっと、そうじゃないと、遵法精神、きちっとコンプライアンスを守るんだということが最初にないと、どんないいことをやっていても駄目なんだ、こういうことを職員に徹底したい。  今回の事件は、我々に大きな痛手ですけれども、これを糧に再出発したい、そういう事件だというふうに認識しております。  大変申し訳ありませんでした。 ◆かねだ正 委員  これはおわびをしていただくようなことでは、私はないと思っていますんで、再発防止をするということが、何よりも、この区政に携わる者として責任を取るということだと思っていますので、是非、再発防止に再度取り組んでいただきたいなというふうには思っています。  先ほど、教育長からもお話ありましたけれども、職員の皆さん一生懸命頑張っているわけですよ。足立区をよくしようということで、足立区政に取り組んでいるわけです。その中で、こういった事案が起きると、足立区役所っていうのはそういうところなのかなというふうに、全体として見られてしまうということは非常に残念だなというふうに思いますし、また、先ほどもお話ししましたとおり、一担当課の責任者が全ての責任を負ってしまうような、そういった組織の在り方というのは、もう一度、根本的に考えていく必要性があるんじゃないかというふうに私は考えています。  様々な再発防止に対するマニュアル等を作成したとしても、それを運用するのは人であります。生身の人である以上、様々なことで揺れ動く、これは感情もあります。それをどうやって不正に手を染めないように抑止をしていくかということは、組織の在り方、職員の皆さん一人一人の高い倫理意識、それしかありません。是非、そのことを改めて認識していただいて、再度、区民の信頼を回復するためにも、再発防止に努めてもらいたいと思います。  最後に、近藤区長いかがですか。 ◎区長 これだけ不祥事が短期間に乱発しておりますと、簡単に信用回復できるような状況ではないことは重々承知しておりますが、やはりそこを乗り越えていかなければ、区民の皆様方に協働・協創を標榜している私どもでございますので、ここは何としても、職員、気持ちを合わせて、危機感を持って乗り越えていくべく、頑張ってまいりたいと思います。 ◆かねだ正 委員  是非、よろしくお願いします。  以上で私の質問を終わります。 ○工藤哲也 委員長  白石委員。 ◆白石正輝 委員  おはようございます。今日で2回目の質疑ですけれども、よろしくお願いしたいと思います。  今、我が党の幹事長から、職員の不祥事について厳しい指摘がありました。区長をはじめ、執行機関の皆さん方は、趣旨を十分に御理解をいただいて、二度とこうしたことが指摘されないように努力をしていただきたいというふうに思います。  まず、初めに、少し夢のあるような話の方から入りたいと思います。  5日の午前中か、10時半ですから、午前中に、文教大学の内覧をさせていただきました。いや、すばらしい大学だな、こんなにすばらしい設備をしないと生徒が集まらないのかなというふうに思いましたけれども、教育長、どう思いましたか。 ◎教育長 大変申し訳ありません、まだビデオでしか見ておりませんので。 ◆白石正輝 委員  昔々の話ですけれども、私がPTAの会長をやっていた時代もそうでしたけれども、足立区の教員が、教員のまま他区に移ると栄転と言われたんです。他区というのは都心区です。都心区から足立区に来ると左遷と言われたんです。ですから、足立区から、できるだけ早く都心部に抜けたい。足立区にだけは行きたくないという形で、区の教員も都の職員ですから、実際には、「あなた、足立区に行ってください」と言われたときに「嫌です」と言えないんですね。ですから、最初来るときから「足立区か、嫌だな」というふうに思いながら来る。  教育長、当時、23区、東京都の教員の共通試験がありましたよね。そのときに希望欄というのがあるんですね、どこに行きたいか。足立区と書いてくれるのは、特に足立区に長く住んだ人とか、特別な理由がある人以外は足立区と書いてくれなかったですよね。どうですか。 ◎教育長 つぶさに分かりませんけれども、そういう話はよく聞いております。 ◆白石正輝 委員  私はPTAの会長をやっていて、第五中学校から都心区に行くとお祝いしてあげるんですよ。本当にこれでいいのかなというふうに随分思いました。  ただ、私を教えてくれた当時の先生方は、もう、ある程度、当時は教頭と言っていましたけれども、教頭とか校長になった人多いですから、そういう先生に聞くと、「仕方ないんだよね」と、こう言うんです。いい先生を取ろうとしたら、個人的に引っ張る以外ないんだと。普通にもらうと、今言ったように「足立区かよ、嫌だなあ」と思いつつ、足立区に来る。これで、真面目に、まともに生徒を教える先生になれますか、教育長。 ◎教育長 従前、足立区は、交通も不便で、なかなかその教育の中に入り込んでいけないんだというような先生方も多かったようですけれども、少しずつ、今は変わってきているというふうに私は認識しています。 ◆白石正輝 委員  当時の話と今の話はちょっと違っているかもしれませんけれども、当時、校長先生はあんまりやらなかったのかな、教頭先生の主な仕事というのは、最初の4月、5月は何だと思いますか。 ○工藤哲也 委員長  どなたか。       [挙手する者なし] ◆白石正輝 委員  4月、5月の教頭の主な仕事は、新しく足立区に来た若い先生の下宿を探すということだったそうですよ。下宿を探してやんないと、すぐにいなくなっちゃう。足立区は通いきれません。今、教育長が言ったように交通の便が悪かったですから。今は違いますよ、今は、随分、あの頃と比べるとよくなりましたけれども、当時は本当に交通の便の悪いところだった。だから、若い先生には下宿を探してやるのが教頭の主な仕事だと、こういう時代があったんですね。  あの頃の話を皆さん方ほとんど知らない、議員も知らないことが多いかもしれませんので、もう1つだけエピソードを話させていただきますが、ある中学校、もちろん4月のときには、十分、先生いるんですよ、教員何人いるかということで、何名足立区は必要かな、どこどこの学校では何名、先生が必要かというのは当然分かるわけですから、4月1日の時点では必ず先生いるんです。  6月頃、その学校の校長先生が、PTAの突き上げもあったんでしょうけれども、ノイローゼになってしまって自殺をした。なぜかというと、若い先生は入ってきたんだけどどんどん辞めていっちゃう。教頭と校長で補える部分は、一生懸命補ったんだけれども、それでも足らない。そうすると、PTAにしてみればとんでもない話だと。自分の子どもを預けているのに、担任の先生はいません、教科の先生もいません。こんなことはとんでもない話だということで、結局、校長とか教頭が突き上げを食っちゃう。そのことでノイローゼになって自殺をしてしまったという痛ましい事件があった。  私はその時代から、足立区の職員試験も23区共通でやんないで、足立区だけでやんなさいよと何度も言いました。当時、1区だけで、職員の採用試験していた区があるんですね。どこでしたか。 ◎教育長 江戸川区だと記憶しております。 ◆白石正輝 委員  当時の江戸川区長というのは、23区で共通で試験を受けさせると、学力レベルが大体そろった先生が集まる。江戸川区だけでやると、学力をいえば少々落ちる。それでもいいんだ、学力が少々落ちてもいい。江戸川区で、私は教員をやって、江戸川区の子どもをしっかりと育てる、そう思って、最初から江戸川区、もちろん、学校の先生じゃないですよ、一般の職員です、江戸川区の皆さん方に、江戸川がいい区だと思ってほしいということでやった。  結果的には、足立区と比べて、江戸川区と比べてどこが違うかというと、課長の数、課長の中で、自分の区に住んでいる課長は何割ぐらいいるか。江戸川区は、足立区よりずっといいんです。倍ぐらいです。というのは、最初から江戸川区を受けて、江戸川区でずうっと仕事をして、係長になり、課長になり、部長になりという形で上がっていく。江戸川区に大変な愛着を持っている。だからこそ、江戸川区のために一生懸命やってくれるんだと。当時、中里さんという区長でしたけれども、あの人は7期やったのかな。当時の中里区長は、東京都から随分反発されたみたいですよ。何で江戸川区だけ単独試験やるんだ。随分反発されたみたいですけれども、最後まで貫き通した。  何を言いたいかというと、文教大学を見て、文教大学というのは、どちらかというと教員を養成する学校だというふうに聞いているんですが、それでよろしいんですか。 ◎教育長 育ての文教というくらいですから、そのとおりだと思います。 ◆白石正輝 委員  ここに、足立区に教員養成の大学ができた。是非、その大学を卒業したら、足立区に勤めてもらいたい。  例えば、これはもう昔の話じゃないですよ、第十四中学校に、吹奏楽の大変いい先生がいた。第十四中学校は3年も4年も連続全国金賞を取った。この方が第十四中学校から別の中学校に移った。そこの中学校は吹奏楽なんか全然駄目だったのに、2年、3年するうちに、全国の金賞クラスまでに、その中学校の吹奏楽はレベルが上がった。今また別の学校に行っていますけれども、その学校の吹奏楽はやはり全国レベルに上がっているんですね。  というのは、たまたまその学校の学区域に住んでいた人たちが吹奏楽に優れていたわけじゃないんですよ。基本は指導者がしっかりしていたから。指導者が熱意があって、しっかりしていたから、どんどんどんどんレベルが向上していった。  そういう意味で言えば、文教大学を卒業して、是非、足立区の教員になりたい、こういう学生が出ていただけると、ありがたいと私は思うんですが、どうですか。 ◎教育長 私もそのとおりだというふうに思います。したがって、教育実習を積極的に足立区で受け入れる、あるいは地域連携事業やっておりますけれども、こういったことに、学生をたくさん参加していただく、こんなことに力を入れていきたいと、このように思います。 ◆白石正輝 委員  まだ生徒、来てないわけですから、生徒が来たときに、足立区というのはすごく自分たちを歓迎してくれているんだな、こう思ってもらえるような、何か手段、何か方法はありますか。 ◎教育指導課長 教育実習を受け入れるというのもありましたけれども、臨時教員の採用について、ポスター等を大学の方に掲示していきたいというふうに考えております。 ◆白石正輝 委員  オリンピックに出る人の横断幕もいいですよ。これも悪いとは言いませんけれども、多分、文教大学に通学する人の多くは谷塚駅を利用するだろう、これ埼玉県なんですね。学校は足立区にあるけれども一番近い駅は谷塚駅なんですよ。その谷塚駅を利用して大学に来るときに、この人たちに歓迎の横断幕ぐらいは作れませんか。 ◎シティプロモーション課長 今、草加市の方と調整しておりますけれども、谷塚駅に横断幕を草加市と一緒に掲示するように準備を進めております。 ◆白石正輝 委員  そういうことでもできるだけして、足立区はいいところだ、歓迎してくれてんだ。  それと同時に、ちょっと今、答弁の中にありましたけれども、教員というのは実習するんですね、各中学校なら、中学校の先生なりたいって。そうすると、各中学校に行って実習をする。その実習をする場合に、是非、足立区で実習してほしいと、こういうふうなやり方があるんじゃないかと思いますが、どうですか。 ◎教育長 そのとおりでありまして、現在でも多くの文教大学の学生に教育実習に来ていただいております。 ◆白石正輝 委員  今、言いましたように、子どもたちを少しでもしっかりと育てていくとすれば、しっかりした先生がいなくちゃ駄目なんですよ。  昔の話をすると、私のいた足立区立第五中学校には、演説の指導が、本人うまいとは思いませんでしたけどね、指導が物すごいうまい先生がいた。その先生がいた当時は、第五中学校の弁論部というのは全国レベル。私が3年のときに6回大会があって、6連勝です。1回も負けません。ある大会などは1位、2位、3位、全部第五中学校ですから、そのぐらいに、優秀なというか、レベルの高い生徒が育ったんですね、たまたまその先生がいてくれたおかげで。結果は私みたいになっちゃったわけですけれども、取りあえず、優秀な生徒をどれだけ集められるかが足立区の教育の向上に必ずつながっていく。必ずつながっていくと思いますので、そのことについては、是非、教育長、力を入れていただきたいと思います。
    ◎教育長 一昨年、千寿小学校で教員の対象の説明会をやりました。これ、足立区に来てほしいという説明をしたわけですけれども、「あ、足立区ってこんなに交通の便もいいじゃないか」、あるいは、「特別支援であるとか、不登校対策とかいろんなことやっているじゃないか」、こういうPRが私は足りてなかったなというのを非常に実感しました。  なので、そのとき、大勢の方に応募していただいたんですけれども、これからも、足立って、こんなことをしている、あんなことをしているということを、全都に、あるいは全国に広げていって、教員を確保していきたいと、このように考えます。 ◆白石正輝 委員  谷塚駅から文教大学へ行くとすると、ずっと埼玉県を走っちゃうわけだから、足立区で、このバス路線つくれるのかというと、なかなか難しいと思いますけれども、竹ノ塚駅もあるわけです、六町駅もあるわけです。そこから、文教大学に通学しやすいようなバス路線、交通網を築いていくべきだというふうに思いますが、どうですか。 ◎交通対策課長 白石委員、御意見いただきましたけれども、この2月22日から、大学まで入る形で、竹ノ塚駅、それから、六町駅からの便が運行をスタートしております。ありがとうございます。 ◆白石正輝 委員  花畑というのは、残念なことに、鉄道がないんですね。鉄道を敷くというのは、もう、これとんでもない話になりますから。日暮里・舎人ライナーだって、最初に活動を始めたのは昭和40年代ですから。ですから、一つの鉄道敷くというのは早くて30年、40年掛かるということだから、それじゃ、とてもとても学生さんのためにはなりませんので、最低限譲って、バス路線をしっかりつくっていただきたいなというふうに思います。  次に、西新井駅東口のまちづくり協議会についてお伺いいたします。  これの歴史を言うと、またとんでもない話になるんですけれども、西新井公園の、そもそも、あそこに公園を造ろうとしたのは、一体いつで、何の公園でしたか。 ◎みどりと公園推進室長 西新井公園を都市計画決定したのは昭和32年頃だったと思います。目的は、運動公園ということで、運動施設を整備するというふうになっています。 ◆白石正輝 委員  生まれる前の話だから仕方ないけれども、あれは、戦中の昭和17年なんですよ、計画されたのが。何のために計画したかというと、戦争中、爆撃等を受けて、災害、要するに戦災に遭わないように、あそこを避難広場にしようとして、昭和17年に、時の軍部が決めたんですよ。戦争に負けてしまったから、いつの間にか、うやむやになっちゃった。  それで、今、答弁にあったように、昭和32年に、改めて都市計画公園ということで、都市計画の一環に策定されたんですよね。その後、だんだん人口が増えてきたんで、都市計画道路ももう少し造らなくちゃいけないということで、補助第255号線というのを計画しましたけれども、これは一体いつですか。 ◎街路橋りょう課長 都市計画決定したのは、昭和41年7月でございます。 ◆白石正輝 委員  これは戦前の話じゃなくて、今言うように、昭和40年代の話です。  当時の西新井駅の東口というのを御存じの方おいでになるかな、当時の西新井駅で東口の状況。東口の駅ないですよ、なかったんですけれども、どんな状況でしたか。 ◎総合防災対策室長 出口もない、ドラム缶とか、そういうのが置かれていたという記憶をしています。 ◆白石正輝 委員  何ていうのかな、あそこにはドラム缶がいっぱい並んでいて、市街地にないんですよ、駅はないんですから。ドラム缶がいっぱい並んでいて、もう、非常に雑然とした駅前でしたよ。それが今のような駅前になって、その頃は、東口、駅ないですから、あの辺、人、あまり住まないんですね。東口に行くには大変遠回りした。環状七号線ももちろんありませんよ。環状七号線の代わりに、王子からずっと私のうちの前を通って、西新井警察署の前を通って、踏切で向こう側に渡る。渡ると、ずうっと第十中学校から、小右衛門町の方まで、日光街道を渡って、真っすぐ大谷田まで行けた。これしかないんですから。だから、あまり人も住まなかった。  ところが、駅前が開発されて、東口ができて、駅前が開発されて、割と交通の便のいい地域になったから、どんどんどんどん建て売りが建った。公園予定地と補助第255号線の予定地はほとんど建て売り住宅、住宅で埋まっていると思うんですよ。どうなんですか。 ◎市街地整備室長 白石委員おっしゃるとおりです。 ◆白石正輝 委員  そこでまた、何とかしなくちゃいけないということで、東口のまちづくり協議会というのができたんですね。平成30年に、まず、研究会というかな、勉強会みたいのをつくったわけだ、勉強会。そのときに、冒頭、言われた話を覚えていますか。 ◎市街地整備室長 10年前にも一度お邪魔したということの中で、今回は、区はどういう決意を持ってきたのかというようなことを言われたことを鮮明に報告をいただいております。 ◆白石正輝 委員  この会合をやる10年以上前に、同じことをやったんですよ。同じことをやって、一、二回会合開いたけれども、そのまま、うやむやになっちゃった。やる気があるのかと言われましたよね。 ◎市街地整備室長 白石委員おっしゃるとおりでございまして、区の法規制を見せろというふうに言われた記憶がございます。 ◆白石正輝 委員  本当に、会合、最初ちょっと開いただけ。あと、何もやらない。もうその頃には随分うちが建っていましたけどね。その頃には随分うちが建っていましたけれども、今ほど多くはない。最初に計画したときは、うちなんかなかったんですから。あの頃に買収しておけば、今の苦労は、苦労しないで済んだんですよ。せっかくまちづくり協議会みたいのをつくったんですから。でも、その後、何もやらなかったために住宅が密集してしまった。  狭い道ですよ。選挙なんかで、私は小型の車に乗っているんですけどあそこは入りたくない。入るとどこ行っちゃうか分かんないんです。狭い道が、先行って、曲がれるのか曲がれないのか、突き当たりになっちゃうのかどうか、全然分からない。住んでいる人は分かるんでしょうけれども、狭い道ですよ。区道にするには、ちょっと幅がなさ過ぎる道路の方が多いですよね。  そこで、第1回の会合のときに、区は、今度は間違いなく必ずやると言いましたよね。 ◎市街地整備室長 そう答弁させていただきました。 ◆白石正輝 委員  そこでいろんな議論がされた。平成30年から、ずっとこの議論あるんですよ。まちづくり研究会を開いて、研究会が協議会になって、今は東口まちづくり協議会というのをやっているんですね。  大体あの地域ですと、梅島町会、それから、島根町会が主な町会ですから、その町会の代表者、各町会四、五人ずつ出てもらっていて、やっているんですね。私は単なるオブザーバーとして出させてもらっていますけれども、本当に前向きなんですよ。それで、特に区が新たに提案した公園の縮小。最初は5.6haだったかな。大きいんですね、公園が。それを縮小しよう。それともう1つ、補助第255号線については、第十中学校のわきを通って、真っすぐ、東武線をくぐって補助第138号線まで何とかつなげよう、そういう発表しましたよね。 ◎市街地整備室長 白石委員おっしゃるとおりでございます。 ◆白石正輝 委員  そうすると、公園が最初の都市計画公園の半分近くになった、少なくなった。買収するうちが少なくなったわけです。  それから、補助第255号線が第十中学校から下ってきて、東武線のすぐそばで左折するんですね。そのまま、家をずうっと、現実に家があるんですから、その家をあるところを通って梅島駅まで出る。これは、今のまま公園を造ろうとしたら、買収しなければならない家が多過ぎる。道路を買収しなければいけない家が多過ぎるということで公園を縮小した。  道路を、できたら、補助第255号線は南北線という形の中で補助第138号線につなげていけば、買収する家屋が少なくて済む。そういうことでしたよね。 ◎市街地整備室長 10年前ぐらいだったかと思いますが、そのような形で、補助第255号線を曲げるというような形の計画を、あるということは、交通網・都市基盤整備調査特別委員会等で御報告させていただいております。 ◆白石正輝 委員  これは、私もずっと交通対策の特別委員会にいるもんだから、昔々の話をすると、曲げて通すのは大変だから、真っすぐ行こうよと。真っすぐ行くためには、東武線をくぐった先は東武鉄道の土地です。あそこにマンションを建てようという計画がありましたから、東武鉄道にお願いをして、真っすぐ通れるように空けてもらう。1棟で大きいのを造られちゃうと通れなくなっちゃいますから、1棟、2棟造って、真ん中空けてもらった。真ん中よりはやや西寄りかな、空けてもらっているんですね。現実、空いていますよね。 ◎市街地整備室長 白石委員おっしゃるとおりで、建設時にその空間は空けていただいております。 ◆白石正輝 委員  これは交通網・都市基盤整備調査特別委員会で出た話ですよ。私も東武鉄道とは、少々、関係があるというか、知っているもんですから、東武鉄道にお願いしてこういう道路を造るんだから、必ず空けてくださいとお願いをした。  じゃあ、その先どうしようか。その先には都営の亀田団地というのがあるんですね。あの亀田団地も全部建て替えた。そのときに、都議会議員にお願いをして、補助第255号線、真っすぐ東武線をくぐってきたら、亀田団地にぶつかっちゃうんだと。この団地の土地を通れば、用地買収が楽だから、何とか空けてくれということで、亀田団地も随分東に寄りましたよね。 ◎市街地整備室長 建て替えの中で、計画的に東に寄っていただいたというところと、また、建て替えで創出していただいた用地についての活用も含めて、いろいろ、東京都とは協議をさせていただいております。 ◆白石正輝 委員  そういうことで、東武鉄道にもお願いしてやってもらった。東京都にもお願いをしてやってもらった。  ところが、説明会のときにもらった資料は依然として今までどおりの計画なんですよ。今までどおりの計画。公園は5.1haとか、補助第255号線は左折して梅島に出る。その計画をそのまま出すんですよ。  ということになると、どことどこが買収されているのか、地元の人としては非常に困っているわけです。当然、都市計画公園だし、都市計画道路ですから、危険が相当制限されますよね。例えばくい打っちゃ駄目だ。高さも制限される。だから、あの地域へ行くと、駅前に、あんな、ひどいといったら住んでいる人に怒られちゃうけれども、駅前であんなひどいところないですよ。ほとんどみんな2階建て、木造の。なぜかって、くいは打てない。高さは制限されている。 ○工藤哲也 委員長  白石委員、時間ですので、まとめてください。 ◆白石正輝 委員  そういう状況で私権を厳しく制限しているんだから、これ新しい計画に書換えてくださいよ。 ○工藤哲也 委員長  市街地整備室長、簡明にお願いします。 ◎市街地整備室長 今回、補助第255号線、それから、御提案いただいている南北線、それと、西新井公園の縮小も含めて、地権者の皆様に丁寧に説明をさせていただいて、計画の方進めさせていただきたいと考えております。 ○工藤哲也 委員長  次に、公明党から質疑があります。吉田委員。 ◆吉田こうじ 委員  おはようございます。ここから45分間、公明党、質問させていただきます。前半20分、吉田こうじでございます。よろしくお願いいたします。  今日はちょっと雨模様なんですけれども、もうそろそろ、梅の花ももちろん咲いておりますし、桜の花もということで、東日本大震災から10年ということで、桜の花にまつわるいろいろなエピソードとか、そういったお話もいっぱいテレビで言われております。  桜の花1本、管理していくのも大変なんですけれども、その一つ一つの桜に、やはりいろいろな歴史があって、皆さんの思いがあってというのがよく分かります。地域を回っていても、団地の中にある1本の桜、毎年楽しみにしていて、「その花の下で花見をするのが楽しみなんですよ」なんていう話を伺うこともありますけれども、先日、残念ながら、花畑の八丁目の方で、特定外来種、特定危険外来種ですか、言えるかな、クビアカツヤカミキリ虫、覚えました、この名前の虫が出てきてしまいまして、残念ながら、何本か桜の木を切ってしまったということなんですが、今度、花畑方面で、綾瀬川沿いに桜の花の植樹も今、予定されていると思うんですけれども、ああいう外来種に関しては特に、例えば特別な、そういう目で見て回ってらっしゃる方というのはいらっしゃるんでしょうか。 ◎みどりと公園推進室長 公園につきましては、巡回班ということで、区内全域で8班ということなので、その中で注意するようには指示をしております。 ◆吉田こうじ 委員  団地の中とかだと、団地の管理に、都にお願いする、URにお願いするということになるのかもしれませんけれども、桜の木一本切られるというのは、地域の方にとっては非常に心のショックも大きいのかなというふうにも思いますので、是非、アンテナ高く、よろしくお願いします。特に何か埼玉県の方で多いというふうに聞いておりますので、その入り口となるような、やはり花畑、そちらの地域の方に関しては十分注意していただければというふうにも思います。  次に、マンションの施策について、少々お伺いいたします。  現在、東京都内ではマンションが主要な居住形態として広く普及をしておりまして、足立区においても、区民に不可欠な生活の基盤及び地域社会を構成する重要なものと、住居となっているところでございます。  戸建ての住宅などは、やはり空き家が生じていきまして、老朽化していくというケースは非常に問題視はされているんですけれども、マンションもやはり同じような、その問題を抱えているというのが、今、社会的に問題になっております。  例えば、築年数が多くなったマンション、管理組合がしっかりしていて、管理会社がしっかりしていればいいんですけれども、なかなか、管理組合、管理会社任せにしておくと、例えば高い維持費をそのままの状態に、チェックすることもなくそのままにして、住民の方が思っていたほど修繕費がたまらなくて、いざ大規模修繕をしようと思ったらお金が足りない。外壁が、やはり外観がよくなくなる。そして、空き家が増えていく、エレベーターの管理もままならないような状態になっていく。築年数がどんどん増えて、更に買っていただける方が少なくなって空き家が増えて、最終的にはスラム化に近いような形で、その悪循環が続いていくというようなお話を聞きますし、実際に外壁が剥がれて、大変危険な状態になって、最終的には、残念ながら、中に住んでらっしゃる方に立ち退いていただいて取壊しになったというケースも区内でございました。  現在のそういった分譲マンションの管理に対する施策はどのように行っているのか、お伺いいたします。 ◎住宅課長 現状のマンションについてですけれども、昨年度、平成31年3月に、東京都で、マンションの適正な管理の促進に関する条例というものが制定されました。そこにつきまして、民間分譲マンションに関する届出制度が始まりましたので、その辺で少し行政の方も現状把握をしているところでございます。 ◆吉田こうじ 委員  届出制度が始まったということで、届出の対象とか、今、始まったその状況については、どのようになっているのか、お伺いいたします。 ◎住宅課長 届出対象となっているものにつきましては、昭和58年12月31日以前に新築されました6戸以上の分譲マンションとなっております。現在、届出の状況ですけれども、227棟届出対象がございまして、届けの状況について156棟、約68%の届出をいただいているところでございます。 ◆吉田こうじ 委員  区の方では、平成29年度に実態調査を行った結果が、ホームページに載っておりました。令和元年度に、更に、その中で心配なところですかね、支援を要するんじゃないかと思われるところに関しての詳細な調査の報告書が、60ページ以上の大きい報告書でしたけれども、載っておりました。そこで、区の方で心配しているマンションについては、今回の届出についてはいかがだったでしょうか。 ◎住宅課長 前回把握していたマンションにつきましては、もう本当に危険性のあるものにつきましては、アドバイザー派遣という制度がございますので、そちらのマンション管理士を派遣したりとかということをやっておりました。 ◆吉田こうじ 委員  その届出の、今回まだ届けられていないマンションに関しての御対応はどのようになっていますでしょうか。 ◎住宅課長 届けられていないマンションにつきましては、督促等を行っておるところでございます。 ◆吉田こうじ 委員  その届出の内容で、管理上、少し問題があるなと思われるマンションに対しての、その対応と、それから、区として、今ラインナップされている支援策はどのようなものがあるのか、教えていただけますでしょうか。 ◎住宅課長 届出の内容で問題があるマンションにつきましては、マンション管理士を派遣しながら、少し状況の把握に努めているところでございます。残念ながら、コロナウイルス緊急事態宣言が始まってしまいましたので、少し、今、派遣を取りやめているところでございます。  今後の支援策につきましては、今、マンション相談、相談会を行ったりですとか、マンションセミナーを開催、また、分譲マンションの管理アドバイザー派遣を行っているところでございます。 ◆吉田こうじ 委員  分かりました。都営住宅は都が、URはURがということで、ただ、民間マンションに関しては本当に民民のお話でございますので、なかなか区としてできることも限られてくるとは思うんですけれども、大きな災害時に重要な路線となる道路に面したマンションなんかとか、そういうところに関してはいろいろな施策はあると思うんですけれども、それ以外のところについても大変心配なマンションも、今後、築年数が増えれば出てくると思いますので、是非、こちらの方も、丁寧に支援の方を行っていただければ。また、違う支援も少し考えられるような先進例がありましたら、そちらの方も是非アンテナ高くしていただければなというふうにも思いますので、よろしくお願いいたします。要望でございます。  次に、教育の方の款で、今回、一般質問で、不登校の支援、未然防止という視点でお話をさせていただきまして、質問をさせていただきました。何点か質問の中には入っていない部分について質問させていただきたいと思います。  登校サポーターという制度が足立区の場合ございまして、小学校は本当に、御自宅からの、学校までの登校のサポートをしていくと、中学校に関しては別室登校等のサポートをしていくというところなんですけれども、現在、登校サポーターの人材確保についてはどのようになっているでしょうか。 ◎教育相談課長 今年度は説明会等ができなかったんですけれども、昨年度はホームページの募集に加えて、2回ほど登校サポーターの説明会を開催させていただきました。 ◆吉田こうじ 委員  人員としては足りているということでよろしいんでしょうか。 ◎教育相談課長 学校からの要望があれば、対応はできているんですけれども、その要望をしてこない学校もあるんですね。逆に、こちらから提案をしてあげれば、是非、来ていただきたいという学校もあると思いますので、多いほどいいと思いますので、これから努めてまいりたいと考えております。 ◆吉田こうじ 委員  別室登校を行っている学校、必ず何人かのお子さんが別室で登校されて、そこを居場所としたりとか、また、ちょこちょこと教室に、在籍校に戻っていったりとかという、もうお子さんにとっては、非常に寄り添った支援になっているという話もよく聞きますので、なぜ行わない学校、校長先生のお考えもあるのかと思うんですけれども、是非、共有していただきながら、丁寧に進めていただければと思いますけれども、別室登校の見守りの中学校の登校サポーターに、区として、その登校サポーターに望んでいることはどういうことなのか、教えていただきたいんですが。 ◎教育相談課長 学習支援が主ではない、見守り支援です。やはり集団活動が苦手だとか、コミュニケーションが難しい児童・生徒ですので、よく会話をして、話していただくということをまず一番にしております。 ◆吉田こうじ 委員  その登校サポーターとして活躍されている方の何人かお話を伺うと、本当によくお話をしてくれるお子さんもいるし、図書館が大好きだとか、それから、将来に大きな夢を持っているだとか、いろいろなお子さんと、いろいろお話をしていくけれども、本当にその不用意な一言が、また、そのお子さんを御自宅に閉じ込めてしまうような目に遭わせてしまうかもしれないということで、その登校サポーターの方々も本当に気を付けながら、そういう意識を持ってやっていますというお話は伺っております。  ほかの学校の登校サポーターの皆さんが、もちろん、学校によっても、そのお子さん一人一人によっても、その状況は違うと思うんですけれども、そのほかの学校の登校サポーターの皆さんがどういうふうにやってらっしゃるのか知りたいですねというお声はよく聞きます。  今、なかなか、こういう状態ですので、できないかもしれないんですけれども、例えばオンラインやなんかでも、そういう情報交換、意見交換みたいなことはできるんじゃないかな。意識を持ってやっていただいている方にとっては非常に貴重な機会にもなるんじゃないかなと思いますけれども、登校サポーターの皆さん同士の意見交換の場の設立、意見交換の場をつくっていくということについてはいかがでしょうか。 ◎教育相談課長 コロナが落ち着けば、当然、対面の説明会をさせていただきますし、今後、来年度、ICTの環境が整備されるとともに、別室での通信環境が確立されれば、別室同士の、何ていうんですかね、オンラインでつないだコミュニケーションもできるかと思いますので、検討させていただきます。 ◆吉田こうじ 委員  よろしくお願いいたします。  それから、一般質問の中でもお話しさせていただきました当区が作っております「不登校支援ガイド」という小冊子ですけれども、大変すばらしい内容で、不登校の保護者の皆さん以外にも、お子さんに対して少し不安に思ってらっしゃる保護者の皆さんにも大変有効な小冊子だと思いますので、是非、広い意味で、多くの保護者の皆さんに読んでいただきたいなというふうにも思います。  ただ、1点ちょっとお声があったのは、不登校支援ガイド、今の状態で対応していると、不登校になってしまった、登校渋りになってしまった保護者の皆さんに手渡すというだけだと、それをいただいた保護者の皆さんが、「不登校支援ガイド」という名称に軽いショックを受ける。「いや、不登校なのか」と、「うちの子は不登校だったのか」「不登校になっちゃったんだ」、このショックがあるというお話がございました。  是非、次回改定のときに、その辺少し和らげられるような形、また、逆に言うと、不登校支援ガイドが、不登校と関係なく、全ての保護者の皆さんが手にするようになれば、そういうショックも薄れていくんじゃないかなというふうにも思いますので、その辺の考えはいかがでしょうか。 ◎教育相談課長 名称については検討はさせていただきますが、ページを開きますと、見開きのところに、「不登校は問題行動ではなくて誰でも起こることなんだよ」という説明もございますので、手渡すときにきちんと説明をして、理解していただくことが重要なのかなと考えております。 ◆吉田こうじ 委員  是非、よろしくお願いいたします。  あと、私が議員になってから、本当に足立区の不登校が一番ピークを迎えるあたりだったもんですから、不登校についてずっと追い掛けてきました。  そして、学力定着、足立区は学力定着に関する総合調査というのを毎年行っていて、その中でお子さんの状況がある程度見える状況でございます。  平成20年からの学力定着に関する総合調査、改めて、よく読ませていただきました、見させていただきました。  本当にこの期間、学力に関しては、大きく、私は向上したんじゃないかなというふうにも思います。足立区のお子さんたち、まだまだ、全国レベル、東京都レベルまではもう少し、もう一歩というところにはなっているんですけれども、お子さんというのは、将来の夢や希望を持っているというのが、非常に高い数値で出ているのが、私はすごく大きな、明るい材料だなというふうにも思いました。  夢や希望を持っているけれども、何をどう勉強していいか分からないというのも大変大きな数値になっておりました。これ特に成績が思うようにならない層のお子さんたちは、特に何をどう勉強していいか分からない。  足立区の重点プロジェクト、大きな視点で、生き抜く力、生き抜いていく力、自己肯定感を持って、夢や希望を追い掛けてという文言がありますけれども、お子さんたちは夢や希望は絶対に持っている。だけれども、向上心もある。なのに、何をどう勉強していいか分からないという結果を持っているお子さんも大変多く見受けられました。この辺についての区の見解はいかがでしょうか。 ◎教育指導部長 吉田委員御指摘のとおり、子どもたちは、これから伸びていきたいという意欲も持っておりますし、夢も希望もある。ただ、勉強のやり方が分からないというところでございますが、やはり子どもたちは今まで分からなかったことが一つでも分かるようになる、そのときの喜びというのでしょうか、それが今後更に一つ、もう一つ先に学んでいきたいという意欲につながるというふうに私ども考えておりまして、やっぱり子どもたち一人一人の個に応じた指導というものが大切だと、そういう考えのもとに教育施策を進めているところでございます。 ◆吉田こうじ 委員  そういう意味で、今回、未然防止ということで、hyper-QUのお話もさせていただきました。その中で、子どもたちのソーシャルスキルを図ることもできるんだということがありました。  ソーシャルスキルというのは、私たち大人も必要なんですけれども、簡単に言うと、人付き合いのコツとか、人付き合いの、何ていうんですか、手段とか、そういう技術とか、そういうことなんですね。生き抜く力というのは、根性を持って生き抜いていくということだけではなくて、そのグループの中で分からないことを、「これ分からないんだけど教えてもらえないかな」と人に聞けるかどうかのコミュニケーション能力というか、それこそソーシャルスキルを上げていくというのが私は大きな肝になっていくのかな。これが不登校を起こさないような、学級運営にも大きく関わってくるんじゃないかなというふうにも思いますけれども、このソーシャルスキルという部分に関して、今、学校の中で教えてらっしゃることというのは、どういう教科でどういうことを教えてらっしゃるのか、教えていただきたいのですが。 ◎教育指導課長 ソーシャルスキルにつきましては、道徳の授業であるとか、特別活動の時間、また、総合的な学習時間等におきまして、子どもたちの人間関係がより円滑になるようなスキルを身に付ける内容のことを扱っております。 ◆吉田こうじ 委員  学力を上げるのも、やはりこのコミュニケーション能力、ソーシャルスキルの力だと思いますし、不登校を予防する、いじめをなくしていく、学級運営を円滑にしていくというのも、やはりそのグループワークの中での学級としてのソーシャルスキルの高さだったりとか、お子さんたちのソーシャルスキルの高さだったりとかということもある。  なかなか、家庭教育支援というのが個々でやるのは大変難しい現状もございますし、学校の中で、昔は何か人との付き合いとか、家族の付き合いとか、そういう集団の中で身に付けていたものが、なかなかそういう部分ではお子さんにとっては、私たちが小さい頃考えていた以上に学校に行くということに対してエネルギーを必要としているというのが今回よく分かりました。是非、その辺の視点を失わずに、教育の方の、また、支援の方も続けていただければなというふうにも思いますけれども、最後に何か見解があれば教えていただきたい。 ◎教育長 私たちの目的は、最終的には、自立して、社会を生き抜いていく、そういうためには、自分たちの夢や希望、それに、何をしたらいいのかということを我々お手伝いをして、世の中に巣立っていっていただく、これが重要だというふうに思っています。  足立区では、夢デザインシートとか、キャリアパスポートと呼んでいますけれども、そういったことも、事業のほかにやりながら、きちっとしたサポート体制を取っていきたいというふうに考えております。 ◆吉田こうじ 委員  ありがとうございます。替わります。 ○工藤哲也 委員長  大竹委員。 ◆大竹さよこ 委員  後半、担当させていただきます公明党の大竹です。よろしくお願いいたします。
     私の方からは、学校施設のトイレの感染対策についてお伺いをいたします。  現在、区では、学校トイレの洋式化に取り組んでおりますけれども、現在のこの洋式化についての進捗状況をお伺いいたします。 ◎学校施設課長 令和2年度末までの予定としまして、全体の75.47%となってございます。 ◆大竹さよこ 委員  最終的には、この洋式トイレは全体の何%を目標としているのか、お伺いいたします。 ◎学校施設課長 都の目標である都内平均80%以上に合わせまして、区内全体で、洋式化率を80%以上を目指しているところでございます。 ◆大竹さよこ 委員  80%を目指していらっしゃるということで、私の手元にちょっと調べた資料がございます。       [資料を提示] これ、昨年の9月のデータなんですけれども、23区の学校施設のトイレの状況を調査した資料です。  洋式トイレ率が80%を超えている区が23区中11区、中には91%とか、99%という数字、そういった区もございますけれども、各区の最終的な洋式トイレ率はこの表では、そこまでは分からないのですが、目標が書いていないので、学校数が違うので、足立区と比べれば、単純に比べるというのも難しいと思いますけれども、足立区は洋式トイレ80%を目指すということで、そうしますと、残りの20%は和式トイレになると思いますけれども、この和式トイレを残しておく、その理由をお聞かせいただけますでしょうか。 ◎学校施設課長 足立区の公共建築物整備基準に基づきまして、学校と協議、検討しているところでという部分もありますけれども、あと、洋式の便座に座れないという方もございまして、原則としまして、和式トイレにつきましては、全体で男女1か所ずつ残していく予定でございます。 ◆大竹さよこ 委員  和式便座の方も残していくということでございますが、現在、この新型コロナを含むインフルエンザやノロウイルスなど感染症対策の視点でお聞きいたしますが、トイレは和式トイレと洋式トイレ、どちらが感染症対策の点から見て、よりよいとお考えでしょうか。 ◎学校施設課長 洋式の方が、そういった対策に向いているということをお聞きしてございます。 ◆大竹さよこ 委員  そうですね、答えは洋式トイレということで、私は、初め、てっきり、洋式の方が、便座を介して感染が高まるのかなと、便座の衛生に不安を感じていたんですけれども、そうではなくて、TOTOが行った菌数ですね、菌の数を調べた調査によりますと、和式トイレの方が格段に大量の菌が検出されたということでございます。和式の便器は構造上浅いので、尿や便が飛び散るというデータがあるそうです。便器周辺に菌が飛び散ることにより、感染経路になり得るということでございます。  また、このTOTOが行った調査の内容には、トイレ内の床の菌の汚染度を調べたものがありまして、床にどれぐらい大腸菌がいるということを調査したものですが、洋式のトイレの床には大腸菌の数が5に対して、和式のトイレの周りには820という結果でございました。  次に、この菌が多い場所が和式トイレの扉の前、260というデータで、これは便器の周りに飛び散った菌が靴の裏について、和式トイレを使用した後に靴が菌を広げてしまうということが考えられるそうです。  単純に和式トイレがありますと、トイレの床にある菌が靴に付着して、菌が広がり、持ち出されるという、和式トイレを残すことで、こういった感染症の拡大のリスクがあるということでございますが、こういった状況について、区としてのお考えはどうか、お伺いをいたします。 ◎学校施設課長 今、学校のトイレの中では、扉の出入口のところ、そちらの方に雑巾を置いて、そこできれいにしていただいて、教室の方に戻るというような形を取らせていただいてございます。 ◆大竹さよこ 委員  そうですね。私も、先日、たまたま訪れた小学校では、トイレの入り口に消毒液が含まれた雑巾を置いて、それを踏むことによって、トイレからの感染症拡大防止対策の取組をされておりました。現場の先生が本当に一生懸命に感染防止に頑張っておられました。  また、トイレの床の話になりますけれども、トイレの空間の床は湿式と、また、乾式、湿っているものと乾いているもの、乾式があるかと思いますけれど、湿式のトイレで、床がぬれている状態ですと、菌の増殖、また、においの原因にもなると言われておりますが、このトイレの湿式、乾式、この率というのはどのように現状把握されておりますでしょうか。 ◎学校施設課長 今、トイレの改修におきまして、ブースだとか、併せて床の改修も行ってございます。その中で、湿式から乾式の方に変更させてございますけれども、過去に行った便器の改修の中には、まだ湿式の部分が残っているところもあるというふうに認識してございます。 ◆大竹さよこ 委員  この湿式の場合、掃除の仕方の工夫によっては湿った状態を避けられるということが、そういった方法はあるのでしょうか。このあたり、どうでしょうか。 ◎学校施設課長 確かに、湿式のトイレでも、モップだとかで拭いてやれば、乾式と同じような掃除もできるのかなと思いますけれども、基本的には湿式ですので、水洗いが基本となってございます。 ◆大竹さよこ 委員  そういったトイレの環境、和式トイレを先ほど残されるということでございましたけれども、子どもたちの中には、残してほしいという声があるのかどうか。こういった生徒たちのお声をいただくのも一つ大事かなと思います。今後アンケートを取るなどして、子どもたちの意見を聞いて、その上で、やはり和式は残してほしいという場合、どうなのか、そのあたりの調査についてはいかがでしょうか。 ◎学校施設課長 トイレのアンケートにつきましては、そのようなアンケートはまだ取ってございませんけれども、先ほどちょっと御答弁させていただきましたけれども、学校と協議をしている中で、和式のトイレも必要かなというふうな考えは持ってございます。 ◆大竹さよこ 委員  実際に、本当に和式のトイレを残してくださいという声がどれぐらいあって、どうなのかという、一度調査もされた方がよろしいのかなというふうに思いますが、今後、御検討よろしくお願いします。  ちなみに、新しい、新築の学校のトイレには、和式トイレは必ず設置されているのでしょうか。 ◎学校施設課長 和式のトイレは残すような考えを持って、今やっていますけれども、現実には洋式のトイレ、和式のないところもございます。 ◆大竹さよこ 委員  そうしますと、新しいところでは和式を残さず、全部洋式で、ほかの学校では和式を残すと。この違いというんですかね、この根拠というのは何なんでしょうか。先ほどから御説明いただいているんですが、御答弁の内容に沿うのならば、新しい学校でも和式があってしかるべきで、しかし、今の答弁では、新築の方には和式はないと、洋式だということ。けれども、一方、既存の学校では和式を残すんだという、この根拠はいかがなものなんでしょうか。 ◎学校施設課長 和式のトイレにつきましては、洋便器を使えないお子さんもいらっしゃるということで残していく。これは先ほど申し上げました足立区公共建築物整備基準に基づいて、そのような検討をするということでうたわれていますので、そういった形で取り組んでいるところでございます。 ◎教育長 今、大竹委員御発言のように、何でその和式が必要なのか、必要でないのかということを整理して、もう一度検討させていただきたいというふうに思います。 ◆大竹さよこ 委員  よろしくお願いします。  また、学校施設には、体育館や武道場、また、屋外にトイレが設置されているところがあります。これらのトイレは、正に災害時、学校が避難所となる場合、避難された方が使うトイレとなるため、こちらの洋式化も必要だと思いますが、いかがでしょうか。 ◎学校施設課長 現在、まずは、校舎棟というところで、校舎棟の洋式化に取り組んでございますけれども、大竹委員おっしゃいましたように、災害時に必要であるというふうには認識してございますので、今後検討していきたいというふうに考えてございます。 ◆大竹さよこ 委員  私の持っている資料によりますと、昨年の9月時点ですが、区内の学校の施設の体育館、武道場、洋式が47基、和式が78基、同じく学校施設の屋外トイレにつきましては、洋式が14基、和式が72基、御存じのとおり、御高齢の方は洋式の方がストレスなく使えますし、小さなお子さんも安心して使えると思います。今後、避難所対策の面からも、こういった体育館や屋外トイレの洋式化の推進をお願いしたいと思います。  また、感染予防には、最後にしっかりと手を洗うことが大事だと、学校現場での先生方から、また、児童・生徒の皆様に御指導いただいているところでございますが、感染予防の観点から非接触型の自動水栓も有効だと考えます。現在、学校では、こう手を出すと水が出てくる自動水栓ですね、この導入状況についてはどうなのか、お伺いいたします。 ◎学校施設課長 新たに建築している新校舎、あと、改築をする校舎につきましては、非接触型の水栓を選んでいるところでございます。 ◆大竹さよこ 委員  新しいところは、随時、自動水栓になっているということでございます。  また、インフルエンザなどでは、冬の寒い時期に猛威を振るうとされております。寒い冬、手洗いでお湯が出たら、気持ちよく、しっかりと洗う時間が取れると思いますが、こういった温水設備についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎学校施設課長 あわせて、温水についても対応を考えているところでございます。 ◆大竹さよこ 委員  また、廊下にも水道があると思いますけれども、今後とも水回りの感染防止対策については様々な方法が、これからも情報として出てくると思いますので、区としても、その都度、検討していただきながら、お取組いただければと思います。よろしくお願いいたします。  続きまして、学力定着、向上についてお伺いをいたします。  中学校1年生の夏季勉強合宿について、令和3年度は定員を縮小するとのことで、200人から60人、予算編成のあらましにもございましたが、今年度はコロナ禍で中止をされたと聞いております。4泊5日の勉強合宿は、算数、数学の基礎の定着に加え、5日間をやり切ったという達成感を味わうことのできる、生徒の自信と、その後の学習意欲にもつながる事業だと聞いております。  令和3年度に向けて、宿泊が現実にできるかなどの懸念も含め、どのように実施を予定しているのか、お伺いをいたします。 ◎学力定着推進課長 中1夏季勉強合宿につきましては、子どもたち、正に達成感を味わいながら成果につながっているというふうに認識しておりますけれども、御意見あったとおり、来年度、宿泊が本当にできるのか、ちょっと見通しが立たない中では、宿泊ありきではなくて、その他の方法も含めて、できることはないかということを今検討しております。年度明けぐらいには、方針示せると思いますので、少々お待ちいただければと思います。 ◆大竹さよこ 委員  今後、今、御答弁あったとおりに感染症対策ですね、そういった影響により、この合宿ができない場合があるかもしれません。そのような場合でも同じような効果を生むやり方などを研究していただくことも必要だと考えますが、いかがでしょうか。 ◎学力定着推進課長 宿泊以外の方法も含めて、効果的なやり方を検討していきたいというふうに考えてございます。 ◆大竹さよこ 委員  子どもたちの学力定着の取組を様々な角度から、引き続きよろしくお願いいたします。  また、この学力の定着向上のために、区では、数学、英語チャレンジ講座、はばたき塾など、様々な事業を展開し、多くの生徒たちの学びの場を提供しております。今後、1人1台タブレットの環境を生かして、ICTを活用した学力定着の取組を考えてはと思いますが、いかがでしょうか。 ◎学力定着推進課長 今、お話ありました数学チャレンジ講座なんですけれども、これ、全中学校でやっているものなんですが、その中で、タブレットを活用して、AIドリルという、それぞれの生徒のつまずきに応じた学習内容を出してくれるようなソフトもありますので、モデル的に来年度は取り組んでいきたいというふうに考えている、4校で今考えております。 ◆大竹さよこ 委員  今の御答弁にありましたAIドリル、予算のあらましにも載っております、新規事業になるのでしょうか。学力向上の新しい取組の一つとして、AIドリル教材を用いた補習をモデル校で試行すると、これが、今、御答弁あった4校になるのかなと思いますが、具体的に、これ、AIドリル教材というのはどういったものなのでしょうか。 ◎学力定着推進課長 なかなか、人の目では、どの子が、どこが原因でこの問題を解けないのかというのは、分析難しいところがあるんですけれども、AIの方で分析をして、様々な状況の中から、原因はここだろうということで、学習単位で、遡って問題出してくるようなドリルになってございます。 ◆大竹さよこ 委員  モデルということですので、今後もしっかりと検証していただき、よいものであれば、今後、全校展開するなど、適宜導入については検討をお願いしたいと思います。  また、英語力向上施策で、私は昨年の予算特別委員会で、英語マスター講座、中学2年生を対象にオンライン英会話を活用したこの講座を1か所ではなく、より多くの生徒が通えるように場所を増やしてほしいと要望いたしましたけれども、その後の検討状況はいかがか、お伺いいたします。 ◎学力定着推進課長 検討させていただきまして、各会場、タブレット15台あるんですけれども、なかなか、その曜日ごとに会場を変えるとなると、機材の移動も難しいということで、それぞれの機器をそろえるとなると、数百万円単位で経費が必要になるということで、なかなか現実的に厳しい状況であるかなというふうに考えてございます。 ◆大竹さよこ 委員  英語は、やはり話して、使って、身に付くという、そういう部分が多くあると思います。将来的には、一部の生徒だけではなく、全ての生徒がそういったオンライン英会話でスピーキングを学べるようになるのが理想だと考えますが、中にはポケトークとか、スマホの自動翻訳機があるから大丈夫なんだというお声も時々聞きますけれども、今、コロナの影響もあり、Zoomやオンライン会議が頻繁に行われる社会になりつつあるからこそ、この世界共通語の英語を自分で聞いて、また、話すという能力がこれからやっぱり重要だと考えます。  東京都の来年度の新事業で、ウェブサイト、東京イングリッシュチャンネル、こういったものを創設して、オンラインを活用し、国内外の大学などと連携をし、国内と、また、海外の中高生が英語で交流をするオンラインイベントを開催する、そういった新規事業を予定していると聞いておりますが、こういった事業を、是非、積極的に活用していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎学力定着推進課長 そういった東京都の事業ですとか、また、先ほど、AIドリルは、まず数学からということでお話ししましたけれども、他教科も含め、英語も含めて、様々なやり方を検討していきたいと考えてございます。 ◆大竹さよこ 委員  英語力向上施策につきましては、これからもお取組をよろしくお願いいたします。  また、同じく、英語だけでなくキャリア教育にも資する施設ということで、TOKYO GLOBAL GATEWAYについてお聞きをいたします。  東京都の教育委員会は、児童・生徒が英語を使用する楽しさや必要性を体感し、英語学習の意欲向上のきっかけづくりとなるよう、東京版英語村TGG、TOKYO GLOBAL GATEWAYを江東区に開設をいたしました。  この施設は、子どもたちの英語教育のみならず、キャリア教育の一環となっている施設でございます。職業体験ができ、例えばお土産屋さんとか、空港の職員になって、仕事の体験ができるプログラムになっているんですけれども、何といっても、その仕事は英語を使いながら、実際に外国人のスタッフと一緒に進めていくという、子どもたちにとっては、外国に行かなくても世界を感じられる、こういった体験型の施設になっております。  足立区では、平成28年度から、小学校4年生から6年生がこの施設に行っており、令和元年度よりは中学校の参加まで拡大をしております。しかし、中学校の参加数が小学校と比べて少ないと伺っておりますが、これはなぜか、お伺いをいたします。 ◎教育指導課長 中学校につきましては、このコロナの中で、なかなか行くのが、TGGの方に行くのが難しいといったことが、原因の一つと考えられております。 ◆大竹さよこ 委員  私が聞いてるのは、コロナの前の数字を見させていただいたときに、中学校の参加数が少ないのかなというふうに感じておりましたけれども、このコロナで、現在、施設の方が、当然、今、自粛期間中ですので、クローズになっていると思いますが、自粛が明ければ、またこの施設、行われると思います。  こういったキャリア教育の観点からも、子どもたちにとって、英語を使って職業体験できる当施設は大変有意義な施設だと思いますけれども、中学校が活用していただく、このお考えについて、区はどのように考えているのか、お聞かせいただけますか。 ◎教育指導課長 積極的にTGGの活用できるように、校長会等を通じて促していきたいというふうに思っております。 ◆大竹さよこ 委員  このTGGと同様の特徴を備えた体験型英語学習施設が多摩地域に令和4年度開設に向けて整備すると聞いております。こうした体験型施設の有効性を認識してとのことだろうと思いますが、先ほど答弁でございました、今年度はコロナの影響で、TGGの方に参加ができなかった小学校6年生がいると聞いております。中学校に進級をして、中学校で行かないとなりますと、非常に残念な思いをされるお子さんがいらっしゃるかと思いますので、より多くの中学校でこのTOKYO GLOBAL GATEWAYに行かれるとよいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎学力定着推進課長 キャリア教育という観点もございますが、やはり英語教育の場でも、実践的な英語が使える場と、貴重な場と考えておりますので、また、そういったTGGの活用も、英語施策の中で位置付けて、学校に周知を図っていきたいと考えてございます。 ◆大竹さよこ 委員  コロナ禍で、海外旅行など気軽に行けないこの時期だからこそ、子どもたちの体験活動としては非常に有意義と考えますので、引き続き当施設を活用すべき、お取組の方、よろしくお願いいたします。  続きまして、日暮里・舎人ライナーの西新井大師西駅の駐輪場についてお伺いをいたします。  昨年の予算特別委員会で要望させていただきました日暮里・舎人ライナーの西新井大師西駅の定期利用の西口の駐輪場について伺います。  日暮里・舎人ライナー沿いの駅で、定期利用の数が極端に少ない状況にございましたけれども、その後の進捗状況をお伺いをいたします。 ◎駐輪場対策担当課長 西新井大師西駅の西側、一時利用しかないということで、以前から定期利用の設置を要望されていましたので、駅に一番近い、西新井大師西駅西口の第1駐輪場の一部を一時利用から定期利用に変更するということで、今、検討しているところでございます。 ◆大竹さよこ 委員  当時、この要望されていた方々の中には、もう既に学生を卒業して社会人になられていらっしゃる方もおられると聞いております。このように、今回、一時利用の駐輪場の一部を定期利用の場所に変えていただくという方向性をお示ししていただいて、地域のお声を聞いていただき、大変にありがとうございます。  この一時利用の駐輪場の一部を定期利用に変えるということで、そうしますと、今度は、この一時利用の方が今度は止められないと、そういった問題が起きないかという懸念もありますけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎駐輪場対策担当課長 一時利用を、今、西側に4つ駐輪場があるんですが、一番南側の第4駐輪場とか空きがありますので、もしいっぱいのときは一番そっちの南側に回っていただければ使えますので、大丈夫と思います。 ◆大竹さよこ 委員  また、状況等を、その都度、しっかりと注意をしながら、今後のお取組をよろしくお願いいたします。 ○工藤哲也 委員長  残り1分です。 ◆大竹さよこ 委員  続きまして、上沼田東公園についてお伺いをいたします。  先日、まちづくり課からいただきましたこのパンフレットというか、地域に配るものです。上沼田東公園の改修基本計画案をいただきました。       [資料を提示] ここではあまり触れられていませんでしたけれども、この公園、上沼田東公園についての防災機能についてはどうか、お伺いをいたします。 ◎みどりと公園推進室長 先日のまちづくり協議会の中で、周辺の防災施設については御報告しました。そういった中で御要望があればということでお聞きしましたけれども、今のところは御要望がないということなんですけれども、どういう施設にするか、今後、検討していきたいというふうに思っております。 ○工藤哲也 委員長  時間です。 ◆大竹さよこ 委員  時間です。ありがとうございました。 ○工藤哲也 委員長  次に、共産党から質疑があります。浅子委員。 ◆浅子けい子 委員  区議会議員の浅子です。  第8期介護事業計画が策定されました。中でも介護保険料は第7期から月180円値上げをして、基準額6,760円にするとしています。中間報告のときには、コロナ禍なのに、月額690円の値上げで、基準額が7,000円を超えることもあり得ると知らせたとき、なぜ、こんなときにと驚きの声が寄せられて、パブリックコメントには「値上げをしないでください」という区民の切実な願いが420件も届けられました。そういう中で値上げ幅が690円から180円に抑えられたということだと思いますが、区長、どうでしょうか。 ◎区長 おっしゃるとおりです。 ◆浅子けい子 委員  しかし、抑えられたとはいえ、今でも23区一番高い保険料を値上げすることになります。世田谷区や練馬区などでは値下げをしています。足立区も何とか値上げを抑える立場に立つべきで、値上げはすべきではないと思いますが、どうでしょうか。 ◎介護保険課長 私も、介護保険料、上げたいというわけではございません。ただ、介護保険制度、今の制度を適切に運用していく、こういった観点から見ますと、今後3年間の介護サービス費用、こういったものを推計しまして出した結果、適切に計算しますと、お示しした金額6,760円、前期よりも180円の値上げということで御提示をさせていただいているところでございます。 ◆浅子けい子 委員  共産党は、この間も幾つもの値上げを抑えようという提案をしてきました。介護保険特別会計には、もともとは福祉施策として実施してきた包括的支援事業、任意事業、例えば地域包括支援センターの管理運営費とか、成年後見制度利用助成金、住宅改修時支援事業などが入っています。これらを一般会計に移管するだけでも保険料を下げることができます。  我が党の昨年の決算特別委員会や第4回定例会の本会議でも、そのことを繰り返し提案してきましたが、区は、その度に、区の負担がはね上がり、財政が大変だなどと答弁してきました。  実際、何とか負担を軽減しようという立場で福祉施策を一般会計に戻すことを計算したことはあるんでしょうか。 ◎介護保険課長 こちらの方でも、一般会計の方に移したと仮に計算しますと、今現在の介護保険特別会計では、公費負担、例えば国や都の負担というのもございます。これが一般会計に入れ込んでしまいますと、全て区の負担となってしまいますので、そういったことは区の方では考えておりませんので、具体的な検討というのはしてございません。 ◆浅子けい子 委員  繰り返し、そういう答弁をこの間も行っています。最終補正予算審議では、介護保険特別会計で、第7期の給付費は36億円余り、一般会計にも繰戻し6億5,000万円弱があると明らかになりました。そうでしたら、そのお金を高齢者の包括的支援事業などに使えばいいのではないでしょうか。 ◎介護保険課長 介護保険制度、これは国の制度でございます。こちらの介護保険制度の中で、制度をきちんと運用していくために、まずは介護の方の制度を充実させてということは考えておりますけれども、まずはその介護の制度と高齢者の施策というのは別々に考えたいと考えてございます。 ◆浅子けい子 委員  私たちはそういう福祉施策を一般会計に戻してという前提でお話をしています。  また、今回は包括支援事業の中の高齢者紙おむつ支給事業が一般会計に移管されました。区は、移管した紙おむつの支給事業を、要件緩和を含め、生きがい奨励金を廃止した財源で置き換えると言っています。生きがい奨励金をあえて廃止しなくても、介護保険特別会計から戻ってきた6億5,000万円を充てれば済むことではないでしょうか。 ◎高齢福祉課長 財源についてはいろいろな考え方ございます。今回につきましては、生きがい奨励金を有効活用するものの一環として、紙おむつの経費に充てたものでございません。
    ◆浅子けい子 委員  区は、生きがい奨励金を高齢者事業の見直しと再構築で置き換えるとして、拡充すると言っています。紙おむつ支給総額は1億5,000万円ですが、拡充額では、これはありません。拡充額は、昨年の一般会計予算で3,807万円と介護保険特別会計の介護保険包括事業の5,472万円で、総額予算1億5,000万円から単純に引けば約6,000万円ではないでしょうか。違いますか。 ◎高齢福祉課長 昨年までは、要介護4、それから、要介護5につきましては、介護保険特別会計で申請していましたので、その分、国からの補助金もございました。来年度以降につきましては、そういった補助金がないので、そういった面も含めて拡充しているものでございます。 ◆浅子けい子 委員  区の方では一般会計とか介護保険特別会計と別々ですけれども、区民が受けるサービスというのは、どちらも関係、変わらないんですね。それは行政の問題だというふうに思います。  拡充額は6,000万円なのに、今まで支給していた9,000万円分まで入れて、あたかも1億5,000万円の拡充であるかのように描く。ここにも、生きがい奨励金の廃止を正当化するためのごまかしがあると思います。結局は高齢者の施策は削り、23区一番高い保険料はそのまま。こんなに高齢者に冷たい区政はありません。何としても値上げを抑える立場に立ち、今までの枠内での考え方を是非、乗り越えて、値上げを抑えていくことを求めます。  次に、千住一丁目市街地再開発事業について質問します。  先月、2月11日、市街地再開発事業によって完成した30階建ての1階の東武ストアが開店しました。更に184戸のマンション入居が2月下旬から順次始まっていると言われています。  税金が40億円も投入されたこの建物は、地上30階、高さ100mを超える、足立区内でも最も高い建物で、町会の人からは完成しても挨拶もない、内覧も、話もない、多目的室貸出しの窓口は、私たちに任されているのに、どうなっているのか。買物客からは、日常生活に必要な雑貨とか下着など、生活用品が売っていない、がっかりという声も。また、高層マンションについては、ただの民間マンションだなど、周りの反動は大変複雑です。こうした状況を区はつかんでいるでしょうか。 ◎都市計画課長 全てのものを把握しているところではございませんけれども、町会長等からは、意見の把握をしているところでございます。 ◆浅子けい子 委員  市街地再開発事業は、本来は細分化された古い建物が建ち並ぶ土地を統合することを目的です。しかし、この元トポスと、第一生命と、都税事務所、この3つの建物は古い細分化された建物ではありません。それを再開発事業とするために、あえて一地権者の杉本興業がグループ会社である杉本コーポレーションと杉本興業社長個人に土地を分筆譲渡し、杉本興業、第一生命、東京都の3名だった地権者を、組合施行の要件である5名の地権者にして行ったのが、この再開発ではなかったんでしょうか。 ◎都市計画課長 組合設立の要件である5名以上の者での設立という形で認識してございます。 ◆浅子けい子 委員  市街地再開発事業は、公共の福祉に寄与することが第一です。しかし、そのもとで、いろいろな優遇が行われてきました。通常のマンション建設であれば、容積率は400%ですが、高度利用地区設定によって、法定面積は480%に引上げられました。マンションの共用部分も加えれば、容積率は700%にもなりました。  更に通常の高層の建物建築の際でも、道路の拡幅、空間確保が条件です。今回は、再開発ビルの周りの道路の拡幅、空地も造りましたが、総面積の僅か1%、また、権利返還後の権利床は約22%、保留床は約78%と言われています。そして、税金が総費用の約3分の1投入されました。  結局、千住一丁目ザ・タワーは、民間デベロッパーの利益のために税を投入し、優遇しただけではないでしょうか。 ◎都市計画課長 市街地再開発事業の目的としましては、敷地をまとめること、不燃化、防火の建物を建てること、広場、空地等を生み出すことを目的として行うものでございます。この事業に対して補助金を投入しているということでございます。 ◆浅子けい子 委員  ですから、古い建物でも、細分化されたものでもないと。現実に、その条件ではないところをあえてやったというのが今回の千住一丁目の再開発事業だったというふうに思います。  完成して、改めて見ると、入り口の空地が、400㎡ですけれども、大変に気になりました。ちょっと写真がお粗末ですけれども、これが空地です。       [資料を提示] 当初、区は物販のイベントですとか、文化の基点として、森鴎外の碑が北東の方にありましたので、関連したイベントもできればと考えており、活用によってかなり活力も変わってくると思うと言っていました。  しかし、実際に完成した空地を、これ見ると、さきの一般質問でも言ったように、スーパーのエントランスとしか見えません。空地の3分の1が植栽です。これ、植栽が占めていて、そして、そのすぐ横にはスーパーの入り口があり、イベントとして使える空地は限定されてしまいました。  区は、「管理組合の理事会の承認を得た上で、例えば地元の祭礼や町会のイベント等に使用することが可能と定められています」と答弁しましたが、まるで他人ごとのような答弁でした。  再開発事業の目的である公共の福祉に寄与する根幹ともいえる、こうした部分です、公共公益施設、そして区が進めた事業です。最後まで責任を持つべきです。当初の公共の福祉に寄与することは大きく損なわれてしまったと言えるのではないでしょうか。 ◎都市建設部長 先ほど御指摘ございましたけれども、その空間については、そういった規定を持って、きちんと使えるような仕組みになっている。そういうことで、今後、まだできたばかりですので、地元の皆さんにも活用していただいて、公共の福祉という部分で貢献できればなというふうに考えております。 ◆浅子けい子 委員  そういうお話ではありますが、行った方は、皆さん、エントランスみたいだねって、場所が大変、ここまで取っていますから、ここに入り口があって、ここで何ができるんだと、この間で。本当に狭いんですよね。びっくりしました、私も。そういうことで、本当に、実際にやっていただきたいというふうに、祭礼とかつくっていただきたいと思います。責任持っていただきたいというふうに思います。  内覧会を見学に行った我が党の議員が、地域の要望から実現した小規模保育園を見学して、「この保育園は地域の方も利用できるんですよね」と確認したところ、「地域の方も利用できないことはないが、主にこのマンションの方のためのもの」と、そこにいた方が説明をしていました。耳を疑ってしまいました。保育の入所のシステムから考えればあり得ないこと。それを平気で言ってしまう。要は、マンション側には公共、公益性という観点がないことの表れではないでしょうか。 ◎子ども政策課長 そのマンションの方だけではなく、当然ながら、地域の方の枠も設けてございます。事業者に対しましては、そのような誤った説明あったということを伺っておりますので、きちんと指導して、きちんとした対応をするように伝えているところでございます。 ◆浅子けい子 委員  ですから、区民の税金が40億円投入されている、ただの民間マンションではないわけですよ。私たちから言えば、区民の税金40億円投入なんて、どっかにくっつけてほしいぐらいだと思っているぐらいで、ただの民間マンションのように考えている方が、ここの関係する方にいらっしゃる。それは本当に残念な話だというふうに思います。認識を変えていただきたいというふうに思います。  地域に開放すると言っていました集会室は、集会、会議というよりは、ホテルのラウンジか、パーティールームのようでした。長机などはあるんでしょうか。  また、冒頭に述べたように、地域の町会役員からも「何の話もない」との声がありますが、本当に使えるのでしょうか。 ◎都市計画課長 多目的室につきましては、机等は用意されているというふうに認識してございます。  また、4月から利用が開始されるということで、既にチケットについては町会等にお配りをしているということで伺っているところでございます。 ◆浅子けい子 委員  多くの方が、まだまだ、あそこに集会室があって、住民の人たちが使えますということも分からないし、あと、町会の役員の方、先ほども言ったように、自分たちがその窓口となるはずなのに、行くこともないと、行ったこともないと。一体、集会室が2階のどこにあるのかも知らされていないと。やっぱりそういう状態は、直ちに変えていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎都市計画課長 そういう状況があるということにつきまして、再開発組合にもお伝えをし、場所についての御案内をしていただくように、お伝えをしていきたいというふうに考えてございます。 ◆浅子けい子 委員  今回の再開発ビルが完成して、改めて、コロナ禍のもとで税金が40億円も投入された民間主導の千住一丁目市街地再開発事業は、お金の使い方として問題だと指摘せざるを得ません。  そして、引き続き、今、東口でも再開発事業を行おうとしていますが、こうしたコロナの時期に、こういう再開発をやるべきではないと思いますが、いかがでしょうか。 ◎市街地整備室長 北千住駅東口の再開発準備組合については、地元の方たちが、今、勉強しているというところでございますので、それに含めて、いろいろ意見を聞きながら、御支援申し上げたいと考えております。 ◆浅子けい子 委員  こうしたお金の使い方は、しっかりとやめて、改めて、大型開発や大型の道路事業などはやめて、不要不急はやめて、まずは保健や福祉に優先した税金の使い方をすべきだと思いますが、改めてもう一度答弁をお願いします。 ◎政策経営部長 予算の優先順位につきましては、議会に御相談しながら、決定をしていきたいと考えております。 ◆浅子けい子 委員  すみません。ちょっと時間があれですけれども、休憩なので、これで終わります。 ○工藤哲也 委員長  この際、審査の都合により暫時休憩いたします。       午後零時00分休憩       午後1時00分再開 ○工藤哲也 委員長  休憩前に引き続き予算特別委員会を再開いたします。  公明党から、質疑があります。小泉委員。 ◆小泉ひろし 委員  こんにちは。公明党35分間のうち、前半の15分間を質問させていただきます。どうかよろしくお願いいたします。  最初に、時間が短いもんですから、教育絡みというか、昨今、新型コロナウイルス感染の非常事態宣言とございますし、学校ですとか、そういう教育現場へ、なかなか出入りができないというか、状況を目の当たりにすることができないんですが、できる限りのいろんなことを聞きますと、学校現場も本当に御苦労されて、特に最近では、どうやって卒業したり、また、進級に向けて、入学式に向けて、苦労されている、そういう様子が感じ取ることができます。  先ほども大竹委員の方からトイレの入り口のところの雑巾、消毒した雑巾をということございましたけれども、先生方は、感染拡大しないようにということで、机だとか、椅子だとか、消毒するだとか、そういう目に見えないところが、本来の教育とはちょっと違うかもしれませんが、かなり現場では御苦労されているというふうに認識しているんですが、その辺は状況つかんでますでしょうか。 ◎教育指導課長 学校の職員の努力と、それから、学校の方の職員の全体で、除菌を、コロナ対応していると、そのように把握しております。 ◆小泉ひろし 委員  どうか、そのような学校現場での先生方のそういう御苦労だとか、子どもたちが安心して授業を受けられるように努力していることも、学校においては、学校だより等ございますけれども、やはり区の何らかの立場でも、本当に一生懸命頑張っていただいているということを何らか、周知というか、PRもしていただきたいなというふうに思います。  今定例会で、我が党の代表質問の中で、公共施設等総合管理計画について質問しました。区有公共施設の70%が改築後30年以上経過しており、今後の投資的経費が増大する中で、今後の施設更新は、コロナ禍による財政状況も踏まえ、施設更新の在り方についての見解を取りました。  今、区は長寿化等の推進による投資的経費の平準化や縮減を目指すとのことが重要だと考えていると。順番は様々な視点から検討を行い、次期財源等の調整を行った上で決定していくとの答弁でございました。  その中で、学校についてちょっと絞りますが、平成18年度より、国の特区制度によりまして、足立区として最初の小中一貫教育校、興本扇学園が開設され、15年経過しました。私も、興本扇学園が10周年を迎える前後だったと思いますが、本会議の代表質問、また、一般質問で2回も取上げて、課題だとか、今後の方針について質問しております。あれからまた5年たったということです。一言で言うと、そのときの答弁は、検証して、その方針を決めていくということだったと思います。  施設面での計画は、扇三丁目の都営住宅建て替え、今現在、扇三丁目第二都住アパートになっております。建て替えにより創出している未利用地敷地を都から譲り受けて、興本小学校の敷地を拡張し、分離している施設を集約するため、改築を行った上で、現扇中学校施設の活用について検討する方向性と認識している、そうであったと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎学校改築担当部長 そのような認識で、ただいま、東京都と創出用地を区が購入させていただけないかということで調整を進めているところでございます。 ◆小泉ひろし 委員  今、用地のことありましたけれども、特に興本小学校は、建築は昭和37年。先ほど30年以上が7割という話が出ましたけれども、既に60年。高野小学校も同時期だと思いますが、高野小学校については江北小学校との改築を、今、めどが立っているというか、そういう状況でございます。雨漏りもあります。  私も地元地域の方から、何かといろんなことを聞かれるんです。このことは、所管の担当の方とか、最終的には教育長の方にも、いろいろな、どうしたのとか、今後の予定はとか、そういう声はあるかと思うんですが、これ、もともと、平成25年3月発行の足立区中期財政計画では、平成28年度から構想、計画に始まりまして、平成31年度には改築工事が終了、平成32年度、つまり令和だと今年です、に廃棄物処理するなどの計画が示されておりました。そういうことなんです。もう改築が終わっていると、当初の中期財政計画では。  この中期財政計画の見直しによりまして、平成29年2月発行の中期財政計画では、この改築計画は消えたというか、載っていません。削除されています。いろんな意味でうたえなくなっちゃった。今後の計画が見えないということで、一部の人はいろいろな問合せだとか説明しているのかもしれませんが、多くの方はいろいろ疑問も含めて、思っております。いまだに聞かれます。まず、どうして遅れちゃったんでしょうか。 ◎学校改築担当部長 これまでの様々な、区、あるいは教育委員会の課題等、総合的な立場から検討を行いまして、議会にも御相談をさせていただきまして取り組んできた結果といたしまして、現在、まだ建て替えが行われていないという状況と認識しているところでございます。 ◆小泉ひろし 委員  そういうことで、昨年の、ちょうど1年前ですけれども、予算特別委員会でも申しました。本当だったら建っちゃっている。優先順位も、前の中期財政計画だと、もう一番先頭になったけれども、事情があってということなんだけれども、まず、できることから進めようということで、都の現在活用していない土地についても、できることから進めるよう要望いたしました。  ちょうど1年前は、東京女子医科大学の周辺の道路の工事の建設車両がこの敷地に、いっぱい、夜中まで物資を搬入、搬出して、近隣の方が苦情が来ましたけれども、今はきれいに更地になっておりまして、何も利用しておりません。この辺もしっかりとしてほしいんですけれども、この用地の件については要望しているということなんですけれども、改築するとの方針に変更はないのか、確認したいと思います。 ◎学校改築担当部長 ただいまの興本小学校の敷地では、学校が、十分な道路に接していないため、建て替えられないという状況ございますので、まずは創出用地を購入させていただきまして、北側の幅員11mの道路に接するような形という形で目指して、鋭意協議を進めているところでございます。 ◆小泉ひろし 委員  本来の施設一体型をスタートできなかった、新田学園についても事情があって、今日に至るわけで、他の学校は小中連携ということで進んでおりますけれども、やはり何事も中途半端はよくないと思います。施設一体型を実現した上で、一貫校の検証を進めていくという考え方も選択肢の1つじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎教育長 小泉委員おっしゃるように、施設一体型の小中一貫校が望ましいわけで、それを目指して鋭意検討させていただきたいというふうに思います。  地元の方に、なかなか改築が進まなかったことについては、大変申し訳なく思っております。 ◆小泉ひろし 委員  残り僅かなもんですから、土木関係というか、興野周辺地区まちづくりの進捗について伺います。  JKK興野町住宅を除くエリアの地区まちづくり計画を策定するため、2月10日から3月5日までアンケートを実施したと思います。回収されたアンケートではどのような意見があったんでしょうか。配布枚数は4,000枚以上まいたというふうに聞いておりますが、どうでしたでしょうか。 ◎まちづくり課長 小泉委員おっしゃるとおり、4,000枚以上配布させていただきまして、回収されたものが、3月5日現在で324通でございました。少し少ないかなという感じでございます。  回収されたアンケートの内容ですけれども、災害に強いまちづくりをしていくことには賛成であると、早く進めてほしいという意見ですとか、あとは、補助第138号線が通っていますけれども、その早期完成を望みますけれども、立ち退きが必要になるので補償等は丁寧に対応していただきたいというような御意見がございました。 ◆小泉ひろし 委員  区として、この地区の、かなり広いんですけれども、一番の課題は何だと思われますでしょうか。 ◎まちづくり課長 やはり密集地域となってございますので、消防活動困難区域も残されております。このため、6m以上の道路ネットワークを確保いたしまして、不燃領域率を高めて、安全なまちをつくっていくということが一番大切かと感じております。 ◆小泉ひろし 委員  このような様々な意見が出ている中で、どういうふうに、これから取り組もうとしているのか、また、不燃化特区の区域を拡張するとあるけれども、その拡張し、編入された区域にはどんな影響があるのか、簡明にお願いします。 ◎まちづくり課長 道路拡幅をする際には、かなり地権者がいらっしゃいますので、個別に部会等を立ち上げて、協議を行っていくなど丁寧な対応が必要だと感じております。不燃化特区の区域を拡張いたしますと、老朽建築物の解体費用ですとかが最大210万円まで助成対象となるということがございます。  またあわせて、新たな防火規制区域、東京都の条例の区域になることで、建て替え時に準耐火建築物以上果たすということで、不燃領域率の改善に寄与していくかなというところでございます。 ◆小泉ひろし 委員  不燃化特区区域へ拡張される区域の中でも、既存の狭い道路、街歩き等をやられたと思うんですが、ここの道路沿いの住宅は老朽家屋は少ないんですよ、最近、建て売りで建ったとか。そういうところが、拡幅どうするという、そういうふうになってくるわけです。この辺、誤解のないように、やはり、新しいのに立ち退かなきゃいけないのかみたいな、そういうことで誤解のないように、今後も周知してほしいと思います。  また、昨年の決算特別委員会で、住宅の建て替えに伴う新設区立公園の整備について、地元の皆さんからも要望あったことから、トイレの設置要望もあって、これ、本会議でも言ったかと思いますが、トイレの設置要望をした、誰でもトイレの設置などを要望しましたけれども、検討などはしているのか、状況を伺いたいと思います。 ◎みどりと公園推進室長 JKKの提供公園につきましては、決算特別委員会のときには、トイレについては難しいというような答弁をしましたけれども、地域の方々からの御要望ですとか、議員方の御要望がたくさん来まして、再度、検討しまして、今回の整備には、造りませんけれども、数年後、誰でもトイレも含めて、区の方で負担をして造っていきたいというふうに考えております。 ◆小泉ひろし 委員  そうですね。道路が工事が始まるまでは時間ございますけれども、先の先を考えたときは必要かなというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。  更に、公園の東側、公園用地の東側横には、JKKが保育用地として活用を予定している土地があります。将来は南北方向の都市計画道路補助第253号線の道路計画があって、東西方向に、区施行として整備するこの補助第138号の交差点付近となるわけです。この辺は非常に微妙な区域でして、ちょうど交差点が住宅の隣なわけです。隣接住民から、今後の計画だとか、不安を投げ掛けられました。  補助第138号線の道路用地には掛からないんだけれども、将来補助第253号線には掛かることから、生活設計上、急にどんどんどんどんと工事が始まって、壁がなくなったりして、更地となった保育園用地や道路工事情報など、情報がほしいということで、これも、まちづくり課長経由で要請して、JKKに説明等対応していただきましたけれども、このように、これまで団地住民などには、まちづくりの情報が比較的伝わっているんですけれども、周辺の住宅に住まわれる方々への周知や疑問に答えていくような取組をよろしくお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか、最後。 ◎まちづくり課長 興野周辺地区でまちづくり協議会を運営しておりますので、皆様に情報が行くように努めてまいりたいと思います。 ◆小泉ひろし 委員  ありがとうございます。代わります。 ○工藤哲也 委員長  石毛委員。 ◆石毛かずあき 委員  公明党の石毛かずあきでございます。残りの時間、どうぞよろしくお願いいたします。  私の方からは、先日の続きから始まりますけれども、まず、大雨による冠水、浸水などの被害を未然に防ぐための土のうについて、本会議で質問をいたしました。  区では、今後、周辺の交通量が少なく、停車可能な道路に面した土地や公園等に計画的に増設するとの回答でしたけれども、具体的にどこに設置されるのか、お伺いさせていただきます。 ◎企画調整課長 土のうステーションの空白地域の一つでもあります区の南西部、江北や本木地区周辺の、今、公園にそれぞれ約1か所ずつ、計2か所ぐらい設置できるように、調整を、今させていただいているところでございます。 ◆石毛かずあき 委員  土のうは浸水被害の軽減につながりますから、他区でも推進している状況を、先日の一般質問でもお伝えさせていただきましたけれども、他区でも、大田区で26か所、文京区では32か所、世田谷区では70か所設置されております。区においても、先ほど御答弁いただきましたけれども、2か所増設させていただくということでしたが、今後、更なる増設について、区としてはどの程度、必要なのかなというところで考えていらっしゃるところがあると思いますので、その点、ちょっとお伺いさせていただいてもよろしいでしょうか。 ◎企画調整課長 まだまだ、土のうステーション空白地域というのはあるというふうに、区の方でも認識をしているところでございます。今後、交通量が少なくて、その車が停車できるような道路に面した土地を調査、選定しながら、計画的に増設していきたいというところで、箇所数につきまして、今ある施設のその辺の検証もさせていただきながら、検討させていただければと考えております。 ◆石毛かずあき 委員  ありがとうございます。  ハザードマップにも、また、浸水想定区域でも、そういったのを、危機管理や災害等で精査して出しておりますけれども、都市建設部としても、そういったところから精査していただいて、区でこれだけあったら、一定程度あったら安心だというようなところが、もし今後あれば、考えていただきたいなと、精査していただきたいなと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。  続きまして、千住大橋地区についてお伺いいたします。  区は、新型コロナウイルス感染症対策への事業費を増強するために、事業計画を見直しておりますけれども、そのうち、千住大橋防災船着場の整備スケジュールを、当初の予定よりも2年間延長して、2022年度に工事着工、着手すると改めましたけれども、完成時期などについて、お伺いさせていただいてもよろしいでしょうか。 ◎道路整備室長 完成は令和5年度を予定してございます。 ◆石毛かずあき 委員  ありがとうございます。  この防災船着場整備計画の基本的な考えに沿って、当然、こちらの千住大橋の防災船着場についても、水上輸送基地や、また、避難のための防災基地として、施設として活用が期待されております。  それで、具体的に伺うんですけれども、災害時には、船に積み込まれた物資や人員を乗せて、隅田川を利用して、こちらの防災船着場まで運ばれまして、千住地域へと運搬されると思うんですけれども、そのときに、テラスから車両が船着場付近まで下りてくるのかなというふうに想定はするんですけれども、どの程度の貨物輸送車両を想定して、また、どういったところから車両が進入するのか、もし想定があったら教えていただけますか。 ◎道路整備室長 防災船着場から堤防の上までは、幅2.9mの道が既にできております。また、その堤防の上から、千住大橋の方に幅約3.9mほどの歩道が既に完成しているという状況でございます。  車両については、普通の4tのトラック等であれば十分使うことは可能かなというふうに思っております。 ◆石毛かずあき 委員  防災船着場については、どこの自治体も、平時の利活用について話し合われていると思うんですけれども、例えば区として、平時の利用が決まっていたら、お聞かせいただけますか。 ◎道路整備室長 平時の利用については、地元のまちづくり協議会等でも御相談、今、差し上げているところでございます。今、何に使うかというのは決まっていませんが、また、今後、千住大橋の方、開発も進みますので、その中で、また再度検討したいと思っております。 ◆石毛かずあき 委員  これから説明するのは、こうしてほしいというわけではありませんが、他区の事例としてお伝えさせていただきたいんですけれど、両国の防災船着場の平時の利活用については、墨田区では、東京都と協力して、民間活力の導入によってホテルとかレストランとか、そういったものを有する複合施設を建設しまして、施設と一体的な、スーパー堤防の整備だったり、多様な水上ルートにも活用できる防災船着場にして、水辺と街が結び付くような、魅力のあるような水辺空間を生んでいるというふうに聞いているんです。
     例えば区としてこのような考え方について、見解があったら、お伝えください。 ◎道路整備室長 墨田区の例は、私の方も勉強させてもらっています。あそこまでできるかどうか、ちょっと、これからだと思うんですけれども、できるだけ地元とうまく話をして、使えるような形、いけたらいいなというふうに思ってございます。 ◆石毛かずあき 委員  どうぞよろしくお願いいたします。  この防災船着場は、災害時に非常に重要な施設でございますので、できるだけ早期に完成していただきたいということと、また、付近の安全対策も含めて整備をしたいと思いますが、この点についていかがですか。 ◎道路整備室長 当然、安全には十分気を付けた形で使っていきたいと思っております。 ◆石毛かずあき 委員  続きまして、千住大橋地区のE街区の開発状況についてお伺いをいたします。  千住大橋地区の開発は、開発事業者のニッピの本社ビルの建設から始まりまして、駅前の大型商業施設だったり、また、千住大橋さくら公園が開園いたしまして、大変、今、多くのお子様連れの方々やお年寄りの方々の憩いの場所ともなっております。  また、大型共同住宅が5棟、約900戸の住宅供給が進んでおりまして、ここ10年で、大きく様変わりしてきております。  いよいよ、このE街区の建設が始まろうとしておりますけれども、以前にも、私もエリアデザイン調査特別委員会等で質問させていただきましたが、また、所管よりも御報告をいただいておりますので、改めて確認させていただく感じで質問させていただくんですけれども、このE街区の開発規模、内容だったり、また、建設工事の改修時期や完成時期を再度お聞かせいただきたいんですが。 ◎まちづくり課長 敷地がおおむね9,000㎡程度ございまして、高さが147m程度、階数としては42階、戸数としては470戸程度の計画となっております。  工事の時期ですけれども、今年の令和3年7月頃に着工の予定で、令和7年7月の完成を目指しているというふうに聞いてございます。 ◆石毛かずあき 委員  建物が完成すれば、147m、約150mと、区内で一番高い建物になりますので、区南側の大変目立つものですから、シンボル的な建物になるでしょうし、今後の地域の活性化にも大きく寄与されると思いますので、大変期待しているところです。  ただし、千住大橋地区は、先ほども触れましたけれども、ファミリー世帯だったり、また、小さなお子様も多く住んでおりますので、工事を進める際には十分安全には配慮していただきたいと思います。  そこで、幾つか質問させていただきたいんですが、このE街区工事の安全管理については、どのように進めていく予定なのか、お聞かせください。 ◎まちづくり課長 事業者にヒアリングをしたところでは、工事車両の出入口については適宜誘導員を配置するですとか、工事責任者が常に常駐するですとか、工事の搬出入ルートにつきましては、地域の方々と調整をさせていただいて決めさせていただくですとか、あと、車の速度ですね、速度制限をするですとか、いうことをやっていきたいというふうに聞いてございます。 ◆石毛かずあき 委員  ありがとうございます。  一昨年ですかね、大型商業施設の、本当に、何度か危ないということで言われて、信号の設置を希望されている箇所があって、そこで小さなお子様が交通事故に遭われるとかというような事故も大変多くありますから、その点、十分気を付けていただいて、始めていただきたいなと、取り組んでいただきたいなというふうに思います。  防災船着場の工事の時期とも、これ重なると思うんですけれども、工事事業者と地域が協力して、更に安全管理に努めるべきと思うんですけれども、その辺の御見解を伺わせていただきます。 ◎まちづくり課長 2つの工事が重なって、大きな車両等来ますので、必要に応じまして、事業者間で話合いをして、地域の協力を得ながら、安全管理を進める必要があるというふうに認識してございます。 ◆石毛かずあき 委員  このE街区の公募前に、開発事業者等々、区が公共公益施設などを建築計画に取り入れることを示した覚書が締結されておりまして、事業者を決定すると思うんですけれども、現在の建築計画に、どのようなことが反映されているのか。また、建物の周りの公共空間の提供だったり、また、工夫しているポイントなどございましたら、お聞かせいただけますでしょうか。 ◎まちづくり課長 建物といたしましては、子育て支援施設を60名定員の認可保育園入れますとか、あと、水害対策といたしまして、浸水深以上に電気室を設置すること等を聞いてございます。  また、周りの関係ですけれども、隅田川のスーパー堤防ございますので、こちらへの桜の植樹ですとか、あと、大橋の中心に景観地がございますけれども、そこのところに700㎡の広場を整備するですとか、東西に遊歩道を設置するですとか、そういうところについて配慮していくというふうに聞いてございます。 ◆石毛かずあき 委員  ありがとうございます。  このE街区の西側に隣接するF街区というのもあるんですけれども、今後の開設時期だったり、また、見込み、施設のコンセプトがございましたら、お聞かせいただけますでしょうか。 ◎まちづくり課長 F街区につきましては、E街区の工事を見ながら整備をしていくというふうに聞いてございます。E街区とF街区につきましては、景観上、ツインタワーというふうになってございますので、ツインタワーとなるような造り方になっていくかなというふうな感じでございます。 ◆石毛かずあき 委員  ありがとうございます。  大変、この千住大橋の地区の再開発も皆さんがすごい心待ちにしておるところがありますし、明るく、にぎやかな、また、歩きたくなるような、ウォーカブルな街に変貌しつつありますので、引き続きどうぞお取組の方をお願いいたします。  続きまして、小台地区のまちづくりについて質問いたします。  小台浄化センター用地と隣接する民地の土地利用について、本会議でも御質問させていただいたんですけれども、この小台浄化センター用地と、民地と言いましたが、旧ヤマサ総業株式会社用地の土地利用転換の可能性についてなんですけれども、この用地というのは、地域というのは工業専用地域に指定されていますね。そのため、建築可能な建物が制限されています。  足立区は、平成8年5月に、小台一丁目地区計画を策定して、その後も、高規格堤防や、また、スーパー堤防に協力していただきながら、土地利用転換を図るため、地区計画の変更に合わせて、用途地域を工業専用地域から準工業地域へと変更をしております。  その結果、小台駅の西側では、高層マンション建設だったり、また、大型商業施設が建設されて、駅前のにぎわいを創出しているんですが、そこでお伺いいたします。  現在、小台浄化センター用地に隣接する、その旧ヤマサ総業株式会社用地では、スーパー堤防の工事は、今現在進められておりますけれども、今後、この土地利用転換を計画しているかのようには聞いているんですが、区は、この当用地部分の地区計画を変更して、用途地域の変更を都に働き掛けて、土地利用転換を可能にしていく、そういった考え方はあるでしょうか。 ◎まちづくり課長 考えはございます。スーパー堤防の整備の進捗状況ですとか、地権者からの土地の転換の意向等を把握しながら、地区計画、用途地域についての変更については検討していきたいというふうに考えてございます。 ◆石毛かずあき 委員  続きまして、補助第118号線についてお伺いさせていただきます。  足立区小台付近の堤防道路と並行する補助第118号線が令和3年度中に開通すると聞いておりますが、現状をお聞きします。 ◎建設事業調整担当課長 補助第118号線の小台地区につきましては、現在、用地買収率が100%になっていまして、計画では、令和4年3月31日までの事業計画どおりの完成を目指して進んでいるということでございます。 ◆石毛かずあき 委員  都道第449号線の新荒川堤防線のバス停についてなんですけれども、以前から利用されている方が「危険で使いづらい」と、「安全なものにしてほしい」という、そういった御要望があったんですが、区の認識をお伺いさせていただきます。 ◎交通対策課長 やはり堤防の中段にあるということで、下から階段を上がらなければいけないというようなこともございます。また、通行も多いということで、できれば下の段を走らせられればという話もあるので、そうしたことについても、今回開通ということもございますので、是非、事業者にも働き掛けて検討したいというふうに考えます。 ◆石毛かずあき 委員  ほかにも、都道第449号線なんですけれども、尾久橋通りと交差するところの扇大橋南、ああいったところで、大変渋滞があるから何とかしてほしいという声も多くあります。そういったことは、区の方では認識されていますでしょうか。 ◎交通対策課長 区民の方から御意見もいただいておりまして、私の方も、西新井警察とも協議をしながら、現地の状況を確認しているところでございます。  ですので、今、ございましたように、新しい道路の開通ということで、そうしたことも、渋滞緩和の手法として考えられるように、検討していきたいと思います。 ◆石毛かずあき 委員  続きまして、新田地区のまちづくりについてお伺いさせていただきたいんですが、本会議でも触れましたけれども、新田橋の架け替えの理由説明では、大地震時に落橋の恐れがあるというふうに説明を受けているんですね。随分、その建て替えから決定して相当な時間がたっていますし、また、仮橋が完成して、本橋を解体するまでの間、地震災害時などでも、現在の本橋の安全性は保たれているのかというところで大変不安がっているお声があります。その点について、お伺いさせていただきます。 ◎街路橋りょう課長 現在の新田橋は、震度7以上の大地震が発生した場合、大きな被害が発生する可能性はございます。 ◆石毛かずあき 委員  そういったことは、地元地域の方々に詳しく御説明されていますか。 ◎街路橋りょう課長 新田橋架け替えのときの地元説明会の中で御紹介して、御説明しているところでございます。 ◆石毛かずあき 委員  それは、直近の説明会ではいつ頃されていますか。 ◎街路橋りょう課長 一番古いときは、架け替えの一番最初の説明会が平成23年のときに行っているんですけれども、その頃から説明させていただいているところでございます。 ◆石毛かずあき 委員  この本橋工事に対しても、皆さん、その点、地震のことで大変不安がっておりますので、これ以上その点についてはあれですけれども、しっかりと取り組んでいただきたいなというふうに思うんです。  この仮橋の供用開始時期から本橋の使用開始時期まで10年というふうに聞いておりますけれども、大変時間が掛かっているので、皆さん、ちょっと不安がっているなというようなところもあるんですね。  この仮橋のスロープ設置などの説明会からも、時間が経過しておりますから、仮橋の工事にも着手せずに、案内の説明もないものですから、地域の皆様からは、事業が止まっているふうに見えているために、心配する声が上がっているのかなというふうにも思うんです。  現地の案内看板とか、情報の提供、そういったのが効果があるというふうに考えるんですが、そういったものの設置というのは考えておりますでしょうか。また、いつ頃設置されますか。 ◎街路橋りょう課長 現在、仮橋のスロープ設計は北区が今行っております。設計作業のめどが立った時点で、案内看板を早急に設置したいと考えております。 ◆石毛かずあき 委員  ありがとうございます。  できれば、その案内看板には、パースなどの完成予想図だったり、先ほど御報告いただいていますけれども、段階的な工事の順序とか、文字だけではなくて、図や絵なんかも工夫していただいて、見ても分かりやすいような内容にしていただきたいと思うんです。  また、短期、中期、長期のそういったスケジュールも分かりやすく表示していただけたら、ありがたいなというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  一昨年の決算特別委員会において、新田さくら公園から宮城ゆうゆう公園までの尾竹橋から千住橋戸町までの隅田川沿いのテラスに街灯はありませんから、治安上、不安の声もありまして、照明の設置を地元の声として御要望させていただきました。  その後、区もすぐに御対応いただいて、主体的に整備することを基本に、都と協議していただいて、取組を進めていただき、この度、新田三丁目の付近に、新豊橋から約600mの区間ですかね、23基の街路灯が設置されました。先週末には、地元地域の方々にもお伝えして、皆さん大変喜んでおりました。ありがとうございます。  この点灯なんですけれども、今、既に何かついているようなんですが、本格的な開始というのはいつ頃なのか、ちょっと教えていただけますか。 ◎防犯設備課長 現在、工事、ほぼ完了しまして、完了検査へ向けた調整作業の点灯しております。この12日に、完了検査予定ということで、完了検査後、本格点灯に移行してまいります。 ◆石毛かずあき 委員  その街路灯を設置するための、ちょうど裏側になるんですけれども、植木の裏側ですかね、配管等々、並行して、2本並んでいるんですけれども、そういったものに対する安全対策について、どのように今後取り組まれるか、お聞かせいただけますか。 ◎防犯設備課長 現在、上に子どもたちが乗れないような対策を考えておりまして、一部、こういう形でどうかということで、現在やっております。 ◆石毛かずあき 委員  最後、江北エリアについてなんですけれども、ちょっと時間がなくなっちゃったので、これやると非常に何を言ったか分からなくなりますから、また改めて最終日に質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○工藤哲也 委員長  次に、議会改革から質疑があります。長谷川委員。 ◆長谷川たかこ 委員  では、私からは文化芸術について伺いたいと思います。  足立区においては、若手アーティストやエンターテイナーを応援するものとして、東京芸術センターにおけるホールや学習センターの無料貸出しを行っています。これに関しては年間の予算が200万円。また、ギャラクシティ音楽コンクールは、区内の音楽教室とギャラクシティの共同で行っており、こちらについては予算がついておりません。  他区を調査すると、港区では港区文化芸術振興条例を制定し、2,000万円の予算を付けて、2019年には、港区文化芸術振興基金を設置し、区内で行われる文化芸術活動及びその活動を行う団体を育成し、専門家のアドバイスによる支援を行っています。  また、文京区では、4,800万円もの予算を付けて、オーケストラによるクラシックコンサートや子ども向け公演会などを幅広く展開しているそうです。  また、世田谷区においては、年間約700万円ほどの予算を付け、若手アーティストを育てる企画であったり、渋谷区も同様に、年間700万円近くの予算で、次世代を担う子どもたちに音楽の育成支援をしています。管楽器を学ぶ子どもたちをオーディションで選抜し、3か月のレッスンを重ねて、プロと共演する企画を行い、最終的にはジャズコンサートでお披露目をするなど、斬新な、楽しい企画がなされており、次世代を担う子どもたちが興味を持って参画し、芸術を育むといった取組がなされています。  現在、国では地方公共団体が主体となって、文化芸術事業を支援することで、それぞれの地方公共団体の文化事業を全国規模で向上させる取組を行っているところです。  そこで、文化庁が示す補助金、文化芸術創造拠点形成事業を活用して、足立区の子どもたちの文化芸術を育む取組を積極的に行っていただきたいと思います。この補助金を活用し、子どもたちに対して、音楽やアートなどの育成に力を入れていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎生涯学習支援担当部長 区といたしましても、子どもたちが文化芸術に触れ合う機会の創出に力を入れているところでございます。つきましては、長谷川委員御質問の文化庁の補助制度につきましては、今後調査、研究してまいりたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  是非、前向きに検討していただいて、他区でも積極的にこういう活動が行われているので、他区の調査も掛けながら、足立区においても、そういう、子どもたちが育まれるような事業を行っていただきたいと思っております。  現在行われているギャラクシティ音楽コンクールでは、足立区長賞があっても、予算がついておらず、10月に行われる足立区音楽祭も予算がついておりません。関係者からお聞きしたところ、全て手弁当でやっているとお聞きしました。  そこで、既存の事業に区が積極的に関与し、予算を検討してみてはいかがでしょうか。例えば音楽コンクールでは、現在、ピアノのみのコンクールとなっておりますが、今後、弦楽器や管楽器にも分野を広げたコンクールとなるよう、区として積極的な支援と、足立区音楽祭においても、区が企画運営から積極的に関与して、周知啓発を行い、足立区の芸術分野の育成の一助となるように努めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎生涯学習支援担当部長 御質問のギャラクシティ音楽コンクール又は足立区音楽祭でございますが、現在、区として直接補助金などの支援をしておりませんが、会場の無料貸出しや、区長賞の授与など、側面からの支援を行っています。  実行委員会の方式であること、御協力をいただいている企業の皆様がたくさんいらっしゃるということもございますので、実行委員会の自主性を重んじながら、先ほどの文化庁の補助金制度も含めて、研究してまいります。  また、2つ目の御質問でございます、弦楽器や管楽器にも分野を広げたコンクールにつきましても、同様に情報収集に含めて情報収集を研究してまいります。 ◆長谷川たかこ 委員  是非、お願いしたいと思います。企画運営に携わっている方々と直接何人かの方々とお話はしたところなんですが、積極的に区に関わっていただきたいという強い要望がありましたので、よろしくお願いいたします。  次に、絵画などのアートについても同様に次世代を担う子どもたちを育てる仕組みをつくっていただきたいと思います。足立区における絵画や彫刻家などの作家を紹介して、区民まつりなど、区のイベントにおいて作家たちが活躍できる場を是非とも設けていただきたいと要望いたしますが、いかがでしょうか。 ◎生涯学習支援担当部長 現在、絵画や彫刻につきましては、子どもたちも含めまして、足立区展により、発表の場を設けさせていただいております。  昨年は、コロナ禍で、デジタル展示会や区役所1階アトリウムでの絵画リレー展示などを行いましたので、今後とも、様々な機会を捉えまして、作家の皆様が活躍できる場の研究について研究してまいりたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  それで、区役所1階の区民ギャラリーを拝見させていただいたんですが、今、物置になっておりました。立派な照明器具がついていて、ギャラリーとして活用する場として、デザインされているにもかかわらず、なぜか物置となってしまっているのは、これはどうしてなんでしょうか。 ◎資産管理部長 今、御案内の総合案内の裏の辺り、議会棟との間の一番隅っこの方でございまして、非常に、ちょっと奥まっていて使い悪いというところもございます。  それから、総合案内の前のパネルコーナーでございますが、こちらがやはり使い勝手がいいということで、そちらで使う長椅子ですとか、いろんな材料を置いているような形で今、一般の方にはちょっと御遠慮をいただいているような状況でございます。 ◆長谷川たかこ 委員  ちょっと死角になってしまいますけれども、せっかくああいうふうに、区としてここを設計したときに、ギャラリーとして造ったわけですから、是非、活用していただきたいなと思います。  先ほどちょっと役所の方とお話ししたら、死角になっているので、展示したときに盗難に遭ってしまう危険性とかというお話もあったんですが、もしそれだったら、私が色覚について、いろいろと周知啓発という話とかもさせていただいたんですが、そういう何か教育関係のものとかでも、あそこに飾るというか、パネルとかを置いて、常に常設すれば、あそこは、そういう保護者関係の方とかも通ったりもすると思うので、何か周知啓発する場所としていいんじゃないかなと思いますが、いかがですか。 ◎資産管理部長 そういうことも考えられなくはないんですが、今の段階で、パネルコーナーの方がやはりいいということが1点ありまして、裏の方でございますので、ここは主管課、いわゆる区の内部の方が御使用になるという、恒久的に使わせるという場所ではなくて、皆さん、一定時期を区切ってお貸ししているというようなところでございます。  また、貸さないというわけではございませんが、区の内部の関係者のものが、そこで何か展示というのは、御希望に沿ってやらせていただきますが、外部の方へのというと、やはり先ほど御担当が申したとおり、やはり盗難とか万が一のことがあるとちょっといけないということでございますので、極力、内部の者の、何かの展示には御案内しようと思っております。 ◆長谷川たかこ 委員  では、提案ですけれども、役所内部で、そういうパネル展示とか、区民の皆様に周知啓発する場として活用していただければとも思いますので、よろしくお願いします。要望です。  次に、ユニバーサルデザインのまちづくりについて伺います。  心のバリアフリーとは、様々な心身の特性や考え方を持つ全ての人々が相互に理解を深めようとコミュニケーションを取り、支え合うことです。心のバリアフリーを推進するためには、一人一人が具体的な行動を起こし、継続することが必要です。  昨年第3回定例会の代表質問を行い、足立区においては、早速、昨年10月より学校教育の中において、心のバリアフリーを推進してくださいました。小学校の校長会と学年主任に対し、周知啓発活動をされ、現在、小学校の出張講座が史上過去最高の37クラス、14校となったそうです。私からの議会提案の趣旨を御理解くださり、迅速に対応してくださったことについて、大変感謝申し上げます。  今後も引き続き、希望する学校だけでなく、小・中学校全ての学校においてユニバーサルデザインの授業を受ける際には、必ず足立区に在学する全ての児童・生徒が共助の心を養う授業を受けることができるよう、強力に展開していただきたいと思います。  誰にでも優しいまち、足立区を目指し、心のバリアフリーを更に推進していただきたいと切に要望いたしますが、いかがでしょうか。 ◎ユニバーサルデザイン担当課長 ユニバーサルデザイン担当課で実施している出張講座についてですけれども、おかげさまで、令和2年度は、道徳や総合学習の授業を通じて、過去最大の14校37クラスの区内小学校において、ユニバーサルデザインの授業が行われました。校長会や各学校の学年主任への御案内をしたのが功を奏したと考えております。今後も1校でも、ユニバーサルデザイン出張講座を受講するクラスが増えるよう努めてまいります。 ◆長谷川たかこ 委員  力強い御回答ありがとうございます。中学の方でも、全体的に広がるように、是非、これからも取組よろしくお願いします。  他者を思いやる共助の心を涵養するソフト面の対応も不可欠と、代表質問では申し上げました。具体的には声掛けサポート運動を行っていただき、高齢者や子ども、妊産婦、子ども連れの人、障がい者、外国人をはじめ、街なかなど様々な場面で困っている方や、助けが必要な方に声掛けをすることで、誰もが安心・安全に暮らすことができる温かな地域社会の実現の醸成に努めていただきたいと提案しておりました。  声掛けサポート運動を推進することにより、実際に動くことができる人材を育成していただきたいと思います。  私の提案により、議会質問後、昨年秋の交通安全週間では、どのような取組をされましたでしょうか。 ◎ユニバーサルデザイン担当課長 残念ながら、去年秋の交通安全週間では、新型コロナウイルス感染防止対策のため、各町会・自治会とも、具体的な活動ができなかったことから、区としても何らかの具体的行動というところまでは至りませんでした。
     しかし、今回、秋の交通安全運動については、SNSや声掛けサポート運動の案内をするなど、併せて周知を図っていきたいと考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  是非よろしくお願いいたします。  例えば交通安全週間ののぼり旗に声掛けサポート運動の表記をしていただいたりとか、それから、自治会・町会に配布するパンフレットに声掛けサポート運動の掲載、是非ともお願いしたいと思いますが、いかがですか。 ◎ユニバーサルデザイン担当課長 今年の秋の声掛けサポート運動の時期に合わせて、交通安全週間のときに、区内300町会にお配りする交通安全チラシと一緒に声掛けサポート運動のチラシも入れる方向で関係部署と調整していきます。  なお、のぼり旗の表記につきましては、まずはチラシ等への声掛けサポート運動の掲載等の効果を検証してから検討していきたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  次に、ポスターの作成ですけれども、心のユニバーサルデザインのデータが足立区の方はお持ちでいらっしゃるということでしたので、それを活用しながら、声掛けサポート運動のポスターを、更に、ちょっと手直しして作っていただく、若しくは鉄道会社駅構内の視覚障がい者声掛けポスターに、交差点でも声掛けをお願いねのシールを貼り出すなど鉄道事業者各社に協力をお願いしたいと思っております。この後段の進捗状況というのはいかがでしょうか。 ◎ユニバーサルデザイン担当課長 鉄道会社が作成した駅構内ポスターは、著作権等の問題があり、交差点でも、お願いねなどのシールを貼る広報についてではなく、区で作成するチラシ等を活用して、新たなポスターを並列するなどの方法の周知を考えております。  また、鉄道会社が全体で行っている声掛けサポート運動の連携も協議してまいります。 ◆長谷川たかこ 委員  ありがとうございます。是非、作っていただきたいと思いますので、お願いいたします。  また、再度、オリンピック・パラリンピックも近いので、区の広報紙に心のユニバーサルデザインを掲載するなどして、全区民に周知啓発を徹底していただき、マスコミに取上げてもらい、東京オリンピックに向けてのポジティブアクションを全庁挙げて、ユニバーサルデザインの視点で取上げていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎ユニバーサルデザイン担当課長 心のユニバーサルデザインの周知は、これまでもUD講演会等で行っております。まずは、SNSやホームページを通じて、声掛けサポート運動の時期など、適切な時期に発信を行うよう検討していきます。 ◎都市建設部長 今回、オリンピック・パラリンピックということもありますので、広報の掲載についても所管と調整していきたいと考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  前向きな御回答ありがとうございます。  次に、障がい者や高齢者、妊産婦、外国人旅行者なども含め、誰もが積極的に活動できるユニバーサルデザインの社会の構築に向けて、ICTを活用した歩行者移動支援サービスの普及促進を推進していきたいと思っております。  東京メトロでは、今年1月27日から、視覚障がい者ナビゲーションシステムアプリ「シカイ」を公開しています。駅構内の点字ブロックにQRコードを設置し、「シカイ」アプリを通じてQRコードを読み取ることで、現在地から目的地までの移動ルートを音声で教えるシステムとなっています。  音声ガイドに従って、駅構内を進む際、正面、左右、後方のいずれかに、何m進むようにとの音声案内が読み上げられるので、iPhoneを地面と平行に持ちながら、その経路に従って進むそうです。階段では、一番下までの段数と途中に踊り場がある場合にはその数も案内されます。  このような便利な視覚障がい者ナビゲーションシステムアプリの「シカイ」を、足立区としても、安全な使い方のモデルを示しながら、啓発し、誰にでも優しい足立区に向けて全力を期していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎ユニバーサルデザイン担当課長 「シカイ」につきましては、東京メトロ等が共同で開発して、実証実験を経て公開していると認識しております。東京メトロが開発したこのアプリについては、構内を安全に歩行することができ、すばらしいアプリだと考えておりますので、障がい福祉課など担当職員や東京メトロ等に御協力をいただきながら、周知に努めていきたいと思います。  また、ほかにも同様なICTを活用した技術開発を各企業で実施されているとも聞いております。これらについても、継続して調査研究してまいります。 ◆長谷川たかこ 委員  ありがとうございます。  次に、足立区のスマホ条例についてです。  視覚障がい者の団体から、そして、弱視の方から、昨年より、私のもとに相談が入っております。視覚障がい者、弱視の方々はつえを持っていなければ、健常者と間違えられてしまうそうです。スマホ移動は、視覚障がい、弱視の方々には必要で、歩きながらスマホを持って移動することが多いそうです。  そのような中での足立区のスマホ条例では、周知啓発もよいけれども、自分たちが、もしかしたら健常者と間違えられ、怖い思いをしないかと、日常的に不安を感じているとのお話が複数ありました。  当区におけるスマホ条例の周知啓発の際には、視覚障がい、弱視の方々には配慮を求める内容を掲載していただき、広く一般区民の方々に対し、視覚障がい、弱視のような一部の方々は適用外であることを発信していただきたいと強く要望します。  今後、この問題について、区としてどのように取組、区民に対しての周知啓発をされるのか、具体的に、お答えください。 ◎交通対策課長 こちらの条例につきましては、昨年、策定いただきました際に、障がいのある方の利用については除外するという附帯決議を付していただいております。そうした中で、私どもの、今現在作ったポスター、チラシ類にはそこまでの表示がございません。今後作成するものについては、そうした文言についてもしっかり入れて、それを作った上で、周知啓発を進めてまいりたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  是非、その文言をポスターに追記していただきたいと思いますので、団体の皆様からこのような御要望が入っておりますので、よろしくお願いします。  みんなに優しい、誰にも優しいまち、足立区を目指し、様々な特性をお持ちの方々に対する、弱者と言われる人たちが暮らしやすいまち、足立区を実現するためには、様々な団体や個人の方々のお声にしっかりと耳を傾けることが重要です。  私の先日の代表質問の回答で、区長もおっしゃってくださったように、私たち一人一人がアンテナを高くして情報をキャッチし、寄り添いながら、しっかりと対応していく視点を持つことが大切です。  そして、子どもたちの教育を通じて自然に思いやりを持って接することができるような人材を育てるといった施策を構築しながら、誰もが暮らしやすい、誰からも選ばれる足立区を、是非、皆さんと一緒に構築していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、発達支援に課題のある子どもと親に対する支援の構築について伺います。  発達障がい児・者とその家族からの様々な相談に応じた指導と助言を行う支援制度の確立を強く求めたいと思います。  私は、議会で何度も提案をし、区として関係部署との連携を図るために発足した発達支援検討委員会で、就学前の発達支援児を対象とした気づきと支えるを重視した支援体制を区は構築されてきました。  就学後への継続したつなぐと支えるについては、特別支援教育の全小・中学校配置による支援体制の確立が行われましたが、不登校などで学校に通えない子どもたちのこども支援センターげんきでの相談後のフォローアップ体制が乏しい状況です。  そこで、子どもたちの直接的な困り感を解消するための療育的支援が必要です。保護者の方々から「こども支援センターげんきに行っても、親に対しては助言のみ、子どもに関しては対症療法となってしまっていて、直接的な子どもの支援に結びついていない」と、悲鳴とも言える切実な声が何件も私のもとに入っております。  こども支援センターげんきが、学校指導主事や心理士、スクールカウンセラーと強固に連携し、配慮を必要とする個々の子どもたちに対する学校での指導・支援プランの組立てをしっかりと行い、学校側での対応が対症療法とならないような取組となるようにしていただきたいと思いますが、区の見解はいかがでしょうか。 ◎教育相談課長 こども支援センターげんきの教育相談についてですが、発達に課題のある不登校児童・生徒も含めまして、単なる助言のみとか療育的対症療法だけにとどまっているわけでは実はございませんで、例えば発達障がい、また、発達に課題があるお子さんに対しては、個別指導ですね、視覚教材、絵とか、そういう視覚教材を用いた支援であるとか、また、月に1回程度、グループ活動といいまして、ソーシャルスキルトレーニングを含めた活動も、心理士がやっているんですね。そういう形で、より一歩踏み込んだ支援も、特別支援教室並み、そこまでいかない支援もやっておりますので、引き続きやってまいりたいと考えております。  また、つなぎの部分で、特別支援教室と連携した支援で、指導計画というのはつくるんですけれども、教員がつくるんですけれども、その際にカウンセラーなんかも、課題があるお子さんについては情報提供しておりますし、教員に、いろんなやり取りをしております。  また、ただ、指導計画つくる際の質の向上というのは確かに課題はございますので、指導主事による支援であるとか、より充実させるための、そういう取組を行ってまいりたいと思います。  また、教育相談は、引き続きずっとやっていますので、学校教育相談で、外部でやっている教育相談については、学校と連携したカウンセラーと連携してフォローしているというような状況でございます。 ◆長谷川たかこ 委員  区の方は、結構踏み込んでやっていらっしゃるというお話をお聞きしますが、やっぱり実際に当事者の方が何人も私にお話し、相談に来るんですね。それで、今お話しされた内容も「受けているけれども、でも、うまく子どもとマッチングして、かみ合ってない」と言うんですよ。  親御さんも結局、悩みも抱えているけれども、とにかくその子どもが不得手なところが補えるように、区が専門家を用意してやってくれるもんだという認識でいたにも関わらず、もう一向に改善しない。それは、複数の親御さんたちが同じことを何年も何年もおっしゃるんですよね。  なので、そこを改善していかないといけないというのと、あと、学校の現場に行ったときに、やっぱりその学校の支援の仕方が対症療法になってしまっているというようなお話が、これも複数の親御さんから入っております。  だから、そういう部分で、やはり、指導支援プランの組立てですね、ここを先ほど、少し考えていきたいというお話でしたので、そこの部分のやはり見直しを強固にしていただきたいと思います。再度よろしいですか。 ◎教育相談課長 確かに、相談において全ての保護者に満足できるかどうかというと、なかなか難しいところもあるかと思いますが、引き続き努力をしてまいりたいと。  支援プランにつきましても、基本方針の立て方とか、そういうことをきっちり説明して、研修も含めて考えていきたいと考えております。 ○工藤哲也 委員長  長谷川委員、簡明にお願いします。 ◆長谷川たかこ 委員  あと、中学校卒業後の状況についてですが、継続して、是非、困り事を聴取していただき、保護者の寄り添い支援となるような仕組みを構築していただきたいと思いますが、これについてはいかがでしょうか。 ◎教育相談課長 実は、教育相談も18歳までやっておりますので、中学卒業後のフォローについて、利用できる旨の周知拡大に努めてまいります。 ◆長谷川たかこ 委員  その部分についても、強固に支援をしていただきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。  ありがとうございました。 ○工藤哲也 委員長  次に、立憲民主党から質疑があります。銀川委員。 ◆銀川ゆい子 委員  立憲民主党の銀川です。よろしくお願いいたします。  私からは、まず、千住大橋駅周辺地区について質問させていただきます。  千住大橋地区は、複数の大規模タワーマンションの計画が進められています。こちらはE街区にできる、新しくできるポンテグランデTOKYOというタワーマンションのイメージパースになります。       [資料を提示]  この水と緑が調和したウォーターフロントのこの場所は、千住、足立区の大きな魅力的な場所になることと思います。タワーマンションに住まう子育て世代、若い世代を中心に、これから人口が増えて、街が活気づいていくことと思います。  その中で、千住大橋駅周辺の公園設置について質問をさせていただきます。  まず、千住大橋周辺地区に、千住大橋さくら公園があります。週末はたくさんの子どもやその親御さんたちでにぎわっていました。コロナウイルスが蔓延する前から、この公園は密の状態になっていましたけれども、開発が進む千住大橋駅周辺地区に、新たに公園を造る計画はあるのでしょうか。 ◎まちづくり課長 計画上は特に新しく造るということはございません。 ◆銀川ゆい子 委員  区内の1人当たりの公園面積はどのぐらいあるのでしょうか。 ◎パークイノベーション担当課長 現在のところ、約4㎡ぐらいでございます。 ◎みどりと公園推進室長 1人当たり5㎡をちょっと欠ける程度、4.9幾つ㎡だったと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  タワーマンションや、現在再開発が進んでいる千住大橋地区の想定人口はどのぐらいになりますでしょうか。 ◎まちづくり課長 大規模に開発している地区の中ですけれども、おおむね2,000世帯を予想しておりますので、大体1世帯3人ですと6,000人ぐらいの住民が増加するかなというふうに考えてございます。 ◆銀川ゆい子 委員  千住大橋地区周辺の公園面積はどのくらいありますでしょうか。 ◎まちづくり課長 現在のところ、千住大橋さくら公園が一つ、5,000㎡はございます。 ◆銀川ゆい子 委員  千住大橋さくら公園で5,000㎡ということ、ここです、さくら公園で5,000㎡ということなんですけれども、ほかに、こちらにある小さな児童遊園で500㎡。       [資料を提示] こちらのE街区、新しくできるE街区のタワーマンションの敷地内に広場ができる、こちらの広場で700㎡できるということで、この地区内の住人の方は6,000人で約6,200㎡の公園と広場ができると聞いております。  なので、これを1人当たりに計算すると、約1㎡になります。約1㎡というのは、足立区内1人当たりの平均、先ほど教えていただいた4から5㎡の公園面積に比べて、公園や広場が極端に少ないと思うんですけれども、この隅田川沿いのE街区で新たにタワーマンションが、このE街区で建設されるんですけれども、更にこの千住大橋さくら公園が密になってしまうのではないかと思います。何か対策はあるのでしょうか。 ◎みどりと公園推進室長 確かに、千住大橋地区には公園が少ないんですけれども、ちょっと回ることになりますけれども、千住スポーツ公園1万7,000㎡ございまして、それの西側のところに遊具コーナーがございますので、そういったところで、公園の御案内等々をして、利用される方々をそちらへ移動していただくとか、あと、更に、千住スポーツ公園に遊具を追加できるかどうか、検討していきたいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  ありがとうございます。  公園に御案内するということですけれども、あと、千住スポーツ公園というのは、どちらかというと、その子どもたちが楽しく、安全に遊べるというよりも、大人が使うこと中心の公園になっていると私は思います。  ですので、やはり公園としては少ないんじゃないかなと思うんですけれども、E街区の、このマンションが建つE街区の隣のこちらF街区、あと、ここの業務複合地区のK街区、あと、そのお隣のJ街区など、まだ更地のところがたくさんあります。ここの地権者の方々に協力を得て、ここを緑化するなど、期間限定の公園として開放するお願いを行うべきと考えますが、いかがでしょうか。 ◎まちづくり課長 先ほど、みどりと公園推進室長がお伝えしたのと、別に、また、ここは隅田川のスーパー堤防がございまして、そちらの方にもアプローチができるようになっているということで、空間としてはかなり広い空間があるのかなというふうに感じてございます。  今、使っていない土地がございますけれども、これから活用する予定がある土地にもなってございますので、実際、お伝えしたときに、どのように使うのかというのは、地権者の判断があるとは思いますけれども、今、銀川委員がおっしゃっていただいたことにつきましては、お伝えはしていきたいというふうに考えてございます。 ◆銀川ゆい子 委員  E街区にも広場ができると、お伝えさせていただいたんで、こちらです。       [資料を提示] これがE街区のパースになるんですけれども、こちらは700㎡の、こちらに広場ができるというふうにエリアデザインで伺っております。  E街区の隣のF街区、こちらがFになるんですけれども、ここのF街区にも、E街区と同じように、ここの隣に約500㎡の広場が設置されるとのことです。こちらのE街区のこちらの広場は、緑であったり、ベンチであったり、マンションの住人の方や近隣住民の方の憩いの場所にはなるとは思うんですけれども、子どもたちが自由に遊べる遊具や砂場などは持ち合わせていないとのことでした。  ですので、このF街区については、まだ、現状では何も決まっていないということだったので、将来、ここにマンションを建設するときに、足立区から、こちらの事業者の方に、F街区のここに造る500㎡の広場に、小さくてもいいので、子どもの遊べるスペース、砂場であったり、ちょっとした滑り台であったり、ブランコであったり、そのような遊具を設けることを要望することは可能でしょうか。 ◎まちづくり課長 F街区の河川側につきましては、ちょうど、あの地区の中心を通る緑の景観軸というものと河川の軸が交わる箇所になりまして、そこに広場を、たまりを造っていただこうというふうに考えているところでございます。  基本的には、事業者が整備をしていくものになりますけれども、基本的にそういう位置付けの場所ですので、なかなかその小さな子ども向けの遊具というのは、人通りも多いでしょうし、緑の景観軸ということもありますので、少し難しいかなというふうには感じてございますけれども、今の御意見につきましては、事業者の方には伝えてまいりたいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  さきの本会議で、渡辺議員の質問の中にもあったんですけれども、この千住大橋駅前ロータリーの公共用地の活用がいまだに活用されていません。それで、その仮囲いの中は雑草が生い茂っていて、手つかずの状態になっているということなんですけれども、それならば、計画が確定するまでの間、期間限定でもいいので、そこを公園として近隣住民に開放して、有効活用することは御検討いただけないでしょうか。  様々事情があることは承知しています。しかしながら、区の平均の4分の1程度の公園面積しかないこの千住大橋地区の住民の方々のために、御検討いただけることを要望します。こちらにつきましては、回答は不要です。  最後になるんですけれども、今は新型コロナウイルスの関係、影響でかないませんけれども、私は二子玉川にたまに出掛けることがありました。この千住大橋地区の計画をエリアデザインで知ったときに、こちらのパースにあるように、水辺があって、緑があって、シンボルになるようなタワーマンションができるこの地域も、二子玉川と共通するところが本当にたくさんあるのではないかと思いました。  こちら、二子玉川駅のところなんですけれども。       [資料を提示] 二子玉川は、こちらに二子玉川駅があって、駅から出て、すぐに、この大きなショッピングモールがあって、オフィス、楽天の本社があったり、たくさんのオフィスがあって、その奥にタワーマンション群があって、更にこっちには、世田谷区の、世田谷区立公園、二子玉川公園、かなり広いんですけれども、6.3haの公園があります。  こちらなんですけれども、本当に洗練された都市空間でありながら、この地域一帯に緑があって、感じる風も違うような、時間を楽しむということも兼ね備えたような、そんな場所であると、私は訪れる度に感じておりました。  もちろん、こちらの二子玉川の再開発というのは、東急電鉄という大きな力があってのことなんですけれども、千住大橋地区も、住まう場所としてのみならず、先ほども足立区の状況のこととかについて質問の中でありましたけれども、近藤区長や、職員の皆様方が本当に頑張っていただいて、今、更に輝きを増して、ますますとなってきていると思いますので、住む人には更なる満足を提供して、訪れる人には憧れを抱かせるような、そんな新たな空間になってもいいのではないか、千住大橋がその新しい場所になっていいのではないかと、私は期待しております。これで、千住大橋地区の質問は終わります。  次の質問に移りたいと思います。  公園への防犯カメラの設置についてお伺いいたします。  令和2年の4月1日現在で、区内には、公園と児童遊園、合わせて490か所あります。公園は、子どもたちが安心・安全に遊べる場所、また、大人たちのくつろぎの場としての機能を有していますが、いつでも、誰でも、自由に出入りができるということだからこそ、安全対策も強化していかなければならないと思います。  そこで質問させていただきます。  足立区内の490か所の公園、児童遊園の中で、防犯カメラが設置されている公園は何か所あるのでしょうか。 ◎パークイノベーション担当課長 現在、63か所の公園、66台のカメラがございます。 ◆銀川ゆい子 委員  現在、63か所ということなんですけれども、公園に対して防犯カメラが設置されている数というのは非常に少ないと感じますけれども、区の見解としてはいかがでしょうか。 ◎パークイノベーション担当課長 今後、全ての公園、児童遊園に防犯カメラが設置できるように、庁内連携のもと進めていきたいというふうに考えております。
    ◆銀川ゆい子 委員  こちらの予算書の137ページになるんですけれども、防犯カメラの一括管理事業のところの投資の部分、約2億1,300万円の中に、公園カメラの予算は含まれているのでしょうか。 ◎防犯設備課長 毎年、設置委員会がありまして、その中で設置場所を決めていきまして、やりますので、この中に含まれてはおります。 ◆銀川ゆい子 委員  危機管理課の街角防犯カメラは昨年も今年も180台で、設置費用として8,100万円を予定していますけれども、公園カメラの今年度の設置費用は幾らを予定していますでしょうか。 ◎防犯設備課長 取りあえず何台という話ではなくて、令和3年度は20台分の費用が見込まれております。 ◆銀川ゆい子 委員  令和3年度、20台分ということなんですけれども、公園数にするとどのぐらいになるのでしょうか。 ◎パークイノベーション担当課長 現在の計画では、令和3年度は10台、10公園を申請したいというふうに考えております。その後につきましては、計画的に台数を増やすように、計画の数を増やしていきたいというふうに考えております。 ◆銀川ゆい子 委員  令和元年度の10月改定の足立区防犯設計ガイドライン、公園編というものの中に設計計画の方法の中に防犯カメラを設置するとあるんですけれども、公園への防犯カメラの設置目標や設置計画はあるのでしょうか。 ◎パークイノベーション担当課長 パークイノベーションで改修した工事には、防犯カメラは必ず設置するようにしております。  そのほか、区内4警察と協議しながら、若者のたむろの多い場所や、不法投棄がある場所等に、積極的にカメラを付けていきたいというふうに考えております。 ◆銀川ゆい子 委員  公共トイレのある公園と児童遊園は合計285か所あると伺っていますけれども、その中で、カメラは52台、52台というのはカメラの個数で、箇所数ではないので、少し違ってきてしまう部分もあると思うんですけれども、設置率としては約18.2%となっています。  公共トイレというのは、子どもが連れ込まれたこともあり、最近では放火もありました。残念ながら、犯罪が起きやすい場所でもあります。そこで、過去、警察に通報された事件となった件数はどのぐらいあるのでしょうか。 ◎パークイノベーション担当課長 ただいま手元に資料がございませんので、後ほどお答えしたいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  すみません、ちょっとこちらもごめんなさい、もしかして、数ないかもしれないんですけれども、事件になってはいないものの、区で被害や通報が確認できた件数はどのぐらいでしょうか。 ◎パークイノベーション担当課長 すみません、そちらにつきましても、手元に資料ございませんので、後ほどお答えさせていただきたいと思います。 ◎みどりと公園推進室長 何か所というのは、すみません、記憶にないんですけれども、例えばですけれども、元淵江公園のトイレを燃やされたとか、そういったところで、年に数か所、トイレが放火されたとかといったようなところはございます。 ◆銀川ゆい子 委員  荒川区では、全ての公園、児童遊園に防犯カメラを設置しています。足立区も、将来的に全ての公園に防犯カメラを設置する予定だと先ほどおっしゃっていただいたんですけれども、それは、今後、令和何年とか、何年先とか目標は、もしありましたら、教えていただければと思います。 ◎パークイノベーション担当課長 関係する所管と庁内連携のもと、なるべく早く設置できるように、検討の方を進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆銀川ゆい子 委員  やはり公園というのは犯罪などが起こりやすい場所ということもありますので、子どもたちが安心・安全に遊べるように、更には、この近隣住民の方にも、できるだけ早く公園に防犯カメラを設置していただけることを強く要望させていただきます。  次に、キッズゾーンについてお伺いをさせていただきたいと思います。  園児たちは、日常的に近隣の道路や、公園を利用していまして、お散歩カーで街を巡回していたり、みんなで手をつないで歩いている姿というのは、本当に見ていてとてもほほ笑ましく思います。  そんな園児たちにとって欠かせないお散歩なんですけれども、園児たちを連れている保育士たちは常にアンテナを張り、車はもちろんですけれども、歩行者や自転車にも、とても配慮していることが伝わってきます。命を預かる保育士の重い責任感というものを感じています。  港区では、子どもの安全を守るために、国が交通安全対策の一つとして創設したキッズゾーンを今年度末までに、区内の約20か所に設定することを発表しました。足立区でも、キッズゾーンの設置を検討してはいかがでしょうか。 ◎子ども政策課長 滋賀県大津市での痛ましい事故を受けまして、区内でも、保育施設等から寄せられた危険な箇所の緊急点検を行ってきたところでございます。  現状につきましては、道路管理者及び警察署と協議をしながら、キッズゾーンの設置に適したというか、必要な箇所があるかどうかというところを御意見いただいている状況でございます。 ◆銀川ゆい子 委員  是非、設置をお願いしたいと思います。  次に、こちら、予算編成のあらましの45ページの学力向上対策推進事業についてお伺いしたいと思います。  こちらを見させていただいたところ、全体的に子どもたちに関するその予算というのは大きく減らされておらず、特に英語に関しては、昨年度よりも更にアップしていて、本当に足立区が子どもたちの教育に力を入れている、更にグローバル化が進む中で、更に英語を使える子どもに育ってほしいと、そういう思いを強く感じることができました。  その中でなんですけれども、この中1夏季勉強合宿というものがありまして、こちらの予算が昨年度の700万円に比べて、半分程度となって、受ける生徒数も200人から60人と大幅に減ってしまっています。これはなぜなのでしょうか。 ◎学力定着推進課長 昨年度700万円で計上しているところが約半額ということになっております。これは、当初、宿泊で予定した上での予算計上なんですが、どうしても、これマン・ツー・マンでの指導なんですけれども、密を避けてやるとなると、どうしても人数が少なくなるということで、60名分ということで計上しております。  やり方につきましては、先ほど答弁申し上げたとおり、また宿泊を伴う形なのかどうなのかということで検討しているところでございます。 ◆銀川ゆい子 委員  こちらの事業そのものの評価はいかがでしょうか。 ◎学力定着推進課長 学力的な部分も、事前テスト、事後テストでやれば、当然、伸びているわけですけれども、やっぱり「合宿前よりも算数、数学が好きになったかどうか」と聞けば、ほぼ100%近い形で、「イエス」と回答いただいておりますので、成果のある事業であるというふうに捉えてございます。 ◆銀川ゆい子 委員  もし、こちらの事業、コロナウイルスの影響がなければ減らさなかったのでしょうか。 ◎学力定着推進課長 そのとおりでございます。 ◆銀川ゆい子 委員  すごく評判のいい事業だということで、今後も是非、継続していっていただきたいと思います。  最後になりますけれども、ATMでの携帯電話抑止装置について質問させていただきます。  ATMでの携帯電話抑止装置を、これまでの11か所から10か所増設して合計21か所になるということだったんですが、その検証結果はどうだったのか。未然に犯罪が防げたなど、明らかに設置したことによって特殊詐欺は減ったのかなど、検証ありましたら、教えてください。 ◎危機管理部長 令和2年の特殊詐欺の件数は99件ということでは、警察庁の方から発表されており、足立区内ではですね。99件、被害に遭われている方が、残念ながら、いらっしゃるんですが、携帯電話抑止装置を付けたところで、被害が発生したという報告は受けておりません。 ○工藤哲也 委員長  銀川委員、ちょっと内容的に款が違くなりますので、もし詳しくやるようでしたら、総括の方でお願いしたい。 ◆銀川ゆい子 委員  すみません。これで、今日は終わりにします。  ありがとうございました。 ○工藤哲也 委員長  この際、審査の都合により暫時休憩いたします。       午後2時24分休憩       午後2時45分再開 ○工藤哲也 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  無会派から質疑があります。しぶや委員。 ◆しぶや竜一 委員  先週に引き続き、よろしくお願いします。  まずは、東京都の事業ではありますが、区も関連しており、中でも地元であるということから、2つの関連する事業について、お聞きします。  まず、1つ目は、日暮里・舎人ライナーについて、少しお伺いをさせていただきます。  混雑緩和に関する取組として、区が昨年の令和2年2月上旬に、日暮里・舎人ライナー利用者の意向を尋ねるためのアンケートが実施され、これまで議論されてきたことと同じようなことが回答されていました。  私自身も大学の通勤での4年から現在まで、日暮里・舎人ライナーを利用していた身ですが、区の執行機関のこれまでの対策や、諸先輩の委員の方々のおかげで、混雑緩和においても、少しずつ変化してきたことは、利用していた人々、区民としても感謝し、理解しているつもりでございます。  そういった中で、昨年の4月には、新たにオールロングシート化の新型車両を2編成増設しました。アンケート調査を実施した結果、混雑緩和に対する取組として、オールロングシート化、ボックス型のシートの除去などを求める声が以前からも多い中で、今後、来年からの12編成増設のオールロングシート化に向けて、東京都とは計画の中でどの時期に行うのかといった明確な時期などの連携調整などは取れているでしょうか。 ◎交通対策課長 日暮里・舎人ライナーの新型の車両につきまして12編成、来年度から3か年でというお話はいただいております。  ただ、来年が何編成というところまでは、まだお話はいただいてないところでございます。 ◆しぶや竜一 委員  また、明確に計画がどんどん見えてきて次第、報告させていただくと思いますので、よろしくお願いします。  一方で、安全面の方についてお伺いしたいんですけれども、おととし、横浜市で日暮里・舎人ライナーと同様の無人の自動運転の横浜シーサイドラインでの新杉田駅にて、逆走して車止めに衝突して乗客がけがをした事故が発生しました。  原因が不透明のまま、しばらくの間、調査が続いており、つい先月に報告書が出され、ニュースで取上げられており、列車の進行方向を指示するケーブルが切れていて、折り返しの指示が伝わらなかったために逆走したと結論付けられております。  異常走行を検知する仕組みも働かず、衝突まで非常ブレーキはかからなかったそうです。背景には、基本的な考え方や認識の調整、特に安全性の検証などが十分に実施されていなかったことが考えられると指摘しています。  こういった無人の自動運転での事故が発生した当時、同じ、日暮里・舎人ライナーの利用している方々からも、不安な声が相次いでおり、また、原因が解明されて、なおかつ不安で心配な声が出てきておりますが、日暮里・舎人ライナーの安全性はこれまでも示されてはいると思いますが、原因が解明され、改めて東京都と話し合って、こういった原因を踏まえた上で調査するべきと感じますが、どうでしょうか。 ◎交通対策課長 シーサイドラインの件につきましては、私も報道で知りまして、取り急ぎ、東京都の担当の方にも、電話で確認をさせていただきました。  まだ、これからという話ではあるんですけれども、これから、国に対して運輸安全委員会から勧告が出ておりますので、国の方からは、その内容について、恐らく、今度は事業者に対して通達が出てくると思います。そうしますと、東京都の方としましても、安全対策等をどういうふうにしていくかということを公表するような形が出てくるかと思いますので、私どももしっかり注視していきたいというふうに考えます。 ◆しぶや竜一 委員  ありがとうございます。  これからも安全性を考慮した上での運行をしていくためにも、東京都と更なる連携を図っていただきたいと思いますので、どうか一つよろしくお願いいたします。  もう1つ、その東京都と関連する事業で、地元の舎人公園のアスレチックエリアの進捗状況について伺いたいと思います。  ほかの委員の方も、先週おっしゃっておりましたが、コロナ禍における公園の重要性というのは、今後においても高くなっていくと、私自身も感じている中で、毎回聞かせていただいております都立舎人公園C地区アスレチックエリアの工事状況について、昨年の一般質問の答弁の中で、令和3年6月1日の一部施設開放に向けて工事を進めており、自分自身も何度か足を運び、工事の様子を見させていただいている中で、アスレチックエリアの原形が、少しずつではありますが、完成してきていることは、都立公園ではありますが、地元にある公園のリニューアルが私自身含め、非常にわくわくしているといった、楽しみにしている多くの声を親御さんや子どもたちを中心に耳にします。  実際に、舎人公園に足を運んでいるときも、新アスレチックエリア付近で、遊んでいる子どもたちから、「もうすぐできるのかな」とか、「楽しみだね」とかという声が聞こえてきました。  工事の進捗率は、前回お聞きした20%というところから、経過は少しはたっているんですけれども、現在の進捗状況はどうなっているのか、伺います。 ◎建設事業調整担当課長 しぶや委員御発言のとおり、舎人公園のアスレチックにつきましては、今、冒険の丘のちょうど丘の造成工事をしていまして、丘の上に遊具の方も見えております。  御発言のとおり、アスレチックにつきましては、今年の6月頃、地域の方の希望も大分強いものですから、先行してオープンさせたいということになっています。  残りの残工事、一部、作業員の方の潰し等ありますけれども、残工事につきましては、9月をめどに完成をさせたいと聞いております。 ◆しぶや竜一 委員  施設開放につきましては、順次開放というところで、地域の方からの早期利用要望が多いため、順次開放する中で、工事の最中ということなんですけれども、子どもたちが遊んでいるところで、あの工事を多分まだしている状況の中なのかなと思うんですけれども、その辺についての安全面などは、もちろんしていただけるんだと思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。 ◎建設事業調整担当課長 私もちょっと現場の方を見させていただいたんですけれども、今、工事中は安全第一ということで、エリアの周りにつきましては、工事用の仮囲いがしております。中に、公園利用者の方が入って、事故等が起きないような対策は講じていると思っております。 ◆しぶや竜一 委員  私の友人が、埼玉県の小学校の先生をしていて、毎年、遠足で舎人公園を利用していると聞きます。昨年も遠足に来ていて、利用していて、また、今後においても、これからも、来年度の遠足でも利用することも決まっているようですので、区内だけではなくて、区外からも注目されている足立区内の公園というところで、是非とも、安全性も踏まえ、工事の進捗状況なども踏まえ、教えていっていただけたらなと思います。  もう1つ、公園に関する事業の中でパークイノベーション事業についてお聞きします。  パークイノベーション事業において、モデル地域となった地域においては、本当に生まれ変わり、特に舎人七号公園や、いきいき公園(鬼公園)といった公園では、親御さんから喜んでもらっているという、自分自身も、よく耳にしております。  そんな中で、建設委員会の中の報告資料の中でも説明がありましたが、公園整備、改修工事の中での利用者数は、舎人七号公園や多くの公園が増加傾向にある中で、唯一、舎人地域においての十二号公園、入谷中郷公園の利用者数が横ばい傾向という中で、自分自身もよく地域を回る際に様子を伺う機会が多いのですが、正にお示ししていただいた数字のとおりなのかなと感じます。  先ほども申し上げましたが、コロナ禍において、子どもたちのストレスを発散してあげるためにも、テレビのニュースなどでも取上げられておりましたが、親御さんの方々の間でも公園の重要性というのは高まっているのではないかと感じます。  先週末においても、公園の様子を見に伺った際、時間にもよるとは思うんですけれども、入谷中郷公園においては、遊んでいる子どもたちが何人か見受けられましたが、舎人十二号公園においては誰もいない状態でした。  区は、この横ばい状態となっている2つの公園に対してどういう感触なのか、お聞かせください。 ◎パークイノベーション担当課長 こちらの舎人十二号公園、入谷中郷公園の周辺には、舎人七号公園という遊具いっぱいの公園を整備させていただきました。そちらの方に、親子だとか子どもがたくさん今集まっているということで、そちらの方はにぎわっているということで、逆にこちらの舎人十二号公園等は、少しやすらぎで、のんびりできる公園というような位置付けで、人が少ないというふうに考えております。 ◎みどりと公園推進室長 確かに舎人十二号公園、少ないと思いますけれども、ウォーキングコースとか、そういったものが、現在、整備がされていますので、ちょっとそこら辺のPRを周辺にしていきたいというふうに考えております。 ◆しぶや竜一 委員  今もおっしゃっていただいたんですけれども、遊具は少ないんですけれども、遊具を増加してほしいとかということも、声を聞くんですけれども、2つの公園において、魅力はそれぞれあって、舎人十二号公園においては、恐竜公園と、多分、改名されて、様々な恐竜に関する工夫をされてくださっておりますが、例えばなんですけれども、今後、そのパークイノベーション事業などを行うにおいて、恐竜公園という名称がついているんであれば、例えば博物館にあるような、恐竜のそれぞれの名称などを掲示して設置するなど、子どもが何かわくわくするような取組などもしていっていただけたらなと、そういった工夫などを公園においてしていただけたらなと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎みどりと公園推進室長 恐竜公園としてPRを努めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆しぶや竜一 委員  せっかくの生まれ変わった公園において、せっかくきれいにしていただいた公園ということですので、遊具だけではないということなど、ボール遊びができる公園を増加していくということも、予算特別委員会の中でもございましたが、もっと多くの方々に知ってもらって、横ばい傾向から減少傾向などにならないように、区民の方々に利用していただくためにも、更なる周知、足立区の公園の魅力というものを伝えていってほしいと思いますが、最後にお願いします。 ◎パークイノベーション担当課長 舎人地域の公園は、現在、地域の方にアンケートを取りまして、町会の方で、公園名を新たに魅力のある公園名に変えたいというふうに考えております。そちらの情報と併せまして、公園の魅力を発信する情報発信も一緒にやっていきたいというふうに考えております。 ◆しぶや竜一 委員  ありがとうございます。是非ともよろしくお願いいたします。  次に、学校適正配置推進事業に関わる小学校の選択制について、少しお聞きします。  足立区の小・中学校の中では児童数が少なく、PTAの費用だけでは普通の運営状況すら厳しい状況といった声があります。ほかの地域でもある課題だとは思いますが、その中で、平成30年度に改定された小学校の選択制におかれましては、定着しており、選択範囲が学区域に隣接する小学校までとなり、区内での学校における児童数が増えたところもあれば、減っているところもあるというのが現状だと思います。  また、増えている中学校では、定数を超えると倍率の高い中での抽せんとなるため、通いたくても通えないといった子どもや保護者の声も実際にあるのが現状でもあります。  そんな中、予算特別委員会中も少しお話があったんですけれども、地元の足立入谷小学校において、4月からの入学者数は、昨年11人から2人減って9人となり、その後、また更に減って7人となりました。この現状を、区としてはどう捉えているのか、改めてお聞かせください。 ◎学務課長 今、しぶや委員のお話にあったとおり、足立入谷小学校におきましては、来年度の入学予定者が1桁ということで、重く受け止めております。  学校の魅力づくり、また、発信については、これまでも、校長先生をはじめ学校全体で取り組んでこられておりました。ただ、今回、これではいけないということで、私たち教育委員会でも幾つかの新たな魅力創出に向けた提案をさせていただきました。学校と協議してまいりまして、学校の方で、この1月に新たな令和3年度からの取組について、学校のホームページに上げたというふうに校長先生からも聞いておりますし、私も確認いたしました。  また、近隣の幼稚園、保育園にも出向いて、新たな魅力について保護者の方にお手紙を渡したというふうにも聞いております。  今後、学校から困り事の相談等あった場合は、対応してまいりたいというふうに思っております。 ◆しぶや竜一 委員  今、学務課長がおっしゃっていたんですけれども、足立入谷小学校の課題については、開かれた学校づくり協議会の会長、町会長をはじめ、地域の方々やPTA、OBの方々も含め、何度も何度も会議などを重ねて、また、区においても、教育長、学務課長ですとか、私自身も何度かお話しさせていただき、様々な、今言ったようなアドバイスを学校や開かれた学校づくり協議会の会長などにしていただきました。  しかしながら、教育環境が不十分であり、親御さん方や地域の方々からは不安な声が相次いでいるといった現状は、そう簡単には改善するものでもないと感じております。  その現状が、正に9人から7人に減ってしまったというのが、そういった対応してもらった後だったので、そういった中でも減ってしまったというのが、その不安感につながっているのかなと思っております。  何よりも子どもたちが満足して、伸び伸びと、学習などといった教育に取り組めるのかが心配であり、今後においても、足立入谷小学校の学校運営としても大変心配であり、考えなければと思っております。  区内の小学校の中で一番少ない7人といった人数には、限度があるのではないかといった声や、学区域の選択制にも、私の地元の地域では不満な声もあり、一度改定した制度をまた変えるということは非常に困難であると感じる中で、区は今後において、足立入谷小学校のような危機的状況となっている少人数の学校に対して、どのような対応をしてくださるのか、改めてお聞かせください。 ◎教育長 私も現場に2度足を運んで、地域の方、あるいは学校長と話をしました。やはり、制度そのものというよりも、学校の魅力をどれだけ発信できるのかというところが足りなかったなというのは非常に課題としてありまして、今回、7つほどの提案があったんですけれども、特に大きいのは、英語教育に力を入れようということで、できれば、校長は一点突破でやりたいと言っていましたけれども、そういったことを通じて、学校の魅力を地域の方にもっとPRしなきゃいけない、こういったことを通じて、何とか、学校の規模についても是正できればなと、このように考えています。
    ◆しぶや竜一 委員  私自身も感じているのは、運営状況が厳しくなっている小学校への対応策として、人数が少ない中での魅力、少人数ならではの施策を改めて考えていくということと、学校自体や地域の方々が連携し、周知やPR活動に努力していくことだということとも思います。  実は、自分が議員として働かせていただくことになったばかりのとき、足立入谷小学校の当時の状況から、このままではどんどん入学者数が少なくなってしまうのだといった懸念される声がありました。  そのときに、当時の教育指導課長のもと、実際に雰囲気づくりなどにおいて、学校の校長先生自らの行動力周知のため、広報などにも校長先生自らが作成して、子どもたちだけではなく、保護者の方々にも目を向けてもらえるような努力がかなり伝わった区内の小学校を幾つか見学させていただきました。  子どもたちが伸び伸びと授業に取り組んでいる姿、校長先生や学校の先生方の熱い思いが見受けられ、教育環境において力を入れているなと、肌身に感じ、学校自体の努力がどれだけ大切で影響を与えるか教わりました。  そういったことも踏まえて、先ほども学務課長、教育長からもありましたけれども、学校自体の努力としては、区からのアドバイスをいただいたとおり、地域の幼稚園や保育園などにチラシの配布や、土曜授業参観の際に、生徒たちが未就学児に魅力を伝えるべく、交流会の開催などを実施して、その際、学務課長の方にもお越しいただいたと思います。  そうした中で、区から教育内容を提案していただいた際、図書室の拡充など、様々な対策を考えてくださっていることは承知しており、本当に感謝しております。  しかし、このまま、来年、再来年と、だんだん減少してしまうのではないかといった、地域の方々が不安感を抱くのも当然であり、そういったものが多分本音だと私自身は思っております。  そういった状況下でも、先日も、私自身もPTAのOBの方々と連絡を取らせていただいている中で、開かれた学校づくり協議会の会長を中心に、近隣の中学校などと連携していくようにお願いをしたりであったりですとか、一生懸命に子どもたちのことを考え、行動してくださっております。  区としても、こういった少人数といっても、学校運営においても、危機的状況となっている中で、学校支援を継続していただき、開かれた学校づくり協議会の方々やPTAの方々、地域の方々とともに、既に、もう連携も取ってくださってはおりますが、今後において、しっかりと話し合いの場を設け、学校運営のアドバイスや支援を、より現場の声なども聞く機会を設けていっていただきたいと、継続性を持って寄り添っていただきたいと強く思いますが、最後に、教育長お願いします。 ◎教育長 正にしぶや委員の御発言のとおりでありまして、学校任せにせず、私たち教育委員会と学校が一緒になって、そして、地域の方々の協力をいただいて、この規模の是正について取り組んでいきたいというふうに思います。  中でも、今、英語教育と、先ほどお話ししましたけれども、例えば小学校に、今行っていない、例えばALTの派遣であるとか、そういった人的なことについても考えていきたいと、このように思います。 ◆しぶや竜一 委員  本当に、その地域の方々からも、これからも、まだまだ諦めずに学校の運営をしていきたいという声が強くありますので、何より子どもたちのためにも、区としても少しでも寄り添っていただけたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、足立区のバス事業について、少しお伺いします。  交通空白地域改善のため、区ではバス事業として花畑の検証運行や文教大学、江北の東医療センターなどといった新たな路線バスなどが展開されますが、そんな中で、この多胎児支援となっている世の中で、2019年の10月下旬、名古屋市において、御存じの方ももちろんいらっしゃると思うんですけれども、市営バスでの双子のベビーカーの乗車拒否問題が発生しました。  当時の運転手の方から、ベビーカーを中まで運べますかと聞かれ、双子を抱いてベビーカーを運ぶのは、特に女性であれば、困難なことは明確です。そこで、女性は車椅子用のスロープを使うことを求めましたが、運転手は返事をしないままだったので、諦めて区役所まで40分掛けて歩いたと聞きました。  また、こういった問題は、その後、東京の渋谷駅前のバスターミナルでも発生しています。  足立区にも、私の周りにおいても、双子の子どもたちを持つ家庭がある中で、こういった問題を聞いたとき、かなり不安感を持って、既にバスには乗れないと諦めている親御さん方がいるのが現状です。こういったことが足立区では決して起きてほしくないと思いますが、このことについて、区としてはどう思いますか。 ◎交通対策課長 この件につきまして、私どもも、しぶや委員からお話ございまして、改めてバス事業者に確認をさせていただきました。  そうしましたところ、区内を運行している事業者では、最初からお断りするということではなく、そのバスの状況を踏まえて、運転手がそこで判断をさせていただくというような話でございます。  ですので、はるかぜバスについては、ちょっと小さいので、なかなか難しい部分もあるんですけれども、それもやはりその場の状況を勘案した上で対応させていただくというお話でございます。 ◆しぶや竜一 委員  国土交通省の方でも双子ベビーカーでのバス乗車可と示している中、区としても、これから、花畑のバス検証や、江北の東京女子医科大学東医療センターなど、新たなバス路線が区の交通機関としてできていくことは、非常に、大変すばらしいことでありますが、一方で、こういった問題が発生しないためにも、運転手の負担ということも考えながらではございますが、丁寧な、バス事業者との説明や連携を図っていただきたいと思います。  続きまして、足立区の交通事故件数について伺います。  足立区では、交通事故の発生率が高いと聞いておりますが、まずは足立区の昨年の交通事故の発生状況、件数はどれぐらいでしょうか。 ◎交通対策課長 昨年、令和2年の1月から12月につきましては、区内で1,499件になっております。 ◆しぶや竜一 委員  コロナ禍で昨年などにおいて、交通教室などは、あまり、多分、実施できなかったと思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。 ◎交通対策課長 交通安全教室につきましては、小学校3年生向けに、自転車の運転免許証というのを発行するような教室を実施しております。  実際には、今年度は実技ができなかったので、動画を作りまして、動画を見ていただいて、皆さんに講習いただいたという状況でございます。 ◆しぶや竜一 委員  ありがとうございます。  その中で、交通事故の件数の中で事前にどの事故が一番多いのかなと聞いたときに、自転車の事故が多発していると聞きましたが、私もコロナ禍になる前のお話なんですけれども、スタントマンによる交通安全教室が行われ、初めて身近で、迫力ある衝撃的なアクションを拝見させていただきましたが、子どもたちが交通安全教室に参加するのはもちろんだと思うんですけれども、高齢者の方々の自転車の事故も多発しているということでもありますので、そういった地域に、今後において、交通安全教室、コロナが収束した際に行っていくとは思うんですけれども、多くの高齢者の方々から、保護者の方々、参加人数が少ないと見受けられましたので、地域の多くの方々に御覧になっていただけるためにも、大きく、地域のイベントの一つとして周知していってほしいと思いますが、その辺の見解を伺います。 ◎交通対策課長 しぶや委員が御覧いただいたのは、一昨年の舎人小学校で実施した会であったかというふうに存じます。  区の方では、中学、高校生を対象に、3年に1回受けられるようにということで実施をしておるところでございます。  また、4警察署と協力しまして、それ以外に一般の方向けということで、4年に1回、順番に回ってということで会を開いております。  是非、コロナの状況もあるんですけれども、そうしたことについても、次年度以降も取り組んでいきたいというふうに考えます。 ◆しぶや竜一 委員  ありがとうございます。  その中で、令和2年の1月1日から、足立区自転車の安全利用に関する条例が施行され、令和2年4月から、自転車保険加入義務化ということです。子どもが起こした事故で高額賠償が9,500万円といった事例があるというのを、議会の場でも、また、地域の交通安全教室や広報などで知りましたが、今後も保険の加入には力を入れていかなくてはならないと思いますが、周知は広報やホームページ以外にも考えていることはありますでしょうか。 ◎駐輪場対策担当課長 周知の仕方は、広報やSNS以外にも、町会・自治会に掲示板だとか、チラシを配るような形で引き継ぐのとともに、安全教室とかでも周知してまいります。 ◆しぶや竜一 委員  今後も、少しでも多くの方々の加入を望みますので、是非ともお願いいたします。 ○工藤哲也 委員長  残り1分です。 ◆しぶや竜一 委員  最後に、前回ちょっと途中で聞きそびれてしまったんですけれども、あだちスポーツコンシェルジュについてお伺いします。  今年の2月7日に予定されていた障がい者スポーツフェスティバルin足立が、残念ながら中止となってしまいました。スポーツ推進員の一員として従事させていただいている中で、最大のアピールポイントといいますか、そういうふうに認識しておりました。  イベントが困難な中でのPRできる機会が減ってしまいましたが、スポーツコンシェルジュ、まだまだ認知度が低いと思いますので、この間、総合スポーツセンターに見に行った際も、あだちスポーツコンシェルジュのチラシはどこにあるのかなというのが全く分からなかったというのも事実でございますので、総合スポーツセンターの入り口など、いろんなところに大きくあだちスポーツコンシェルジュのチラシなどを掲示していただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○工藤哲也 委員長  地域調整課長、簡明にお願いします。 ◎地域調整課長 スポーツコンシェルジュ制度のPRに、もっと努めていきたいと考えます。 ◆しぶや竜一 委員  よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○工藤哲也 委員長  次に、自民党から質疑があります。せぬま委員。 ◆せぬま剛 委員  おいしい給食について伺います。  パイナップルは、食材としてどの程度使われているでしょうか。 ◎学務課長 量的には、申し訳ありません、把握しておりませんが、冷凍パイナップル、デザートで出ていることは、確認しています。 ◆せぬま剛 委員  使われているということですね。  実は、国際情勢の中で、台湾産のパイナップルが非常な状況になりまして、日本は友好国として、これを大量に今、輸入をしてあげています。当然、足立市場においても、大きく、これを扱って、今おります。この台湾産バナナの原産地が、私どもが友好都市を結ぼうとしている正に屏東県産が圧倒的に多いんです。  顧みれば、足立区は、かの屏東県から、このコロナ対策として、友好の品をいただいたのは、つい、この間でございます。そして、私どもが今思うのは、こういうときこそ、やはり絆だな、友好都市というものを大事にしたいものだなという思いでございます。  伺うのですが、このように、足立市場でも、その思いを持って取り扱っている品を産業支援という形では、どんなふうに考えるんでしょうか。 ◎産業経済部長 今のところ、海外との産業支援ということは、まだどこともできておりませんので、今後の課題かなというふうに思っております。 ◆せぬま剛 委員  海外じゃなく、足立市場のことを私、言っているんです。 ◎産業経済部長 足立市場に関しましては、ちょっと産業部門というところではなじみが薄いんですが、今、シティプロモーション課が主に中心となって、区の窓口となって、勉強しております。 ◆せぬま剛 委員  シティプロモーション課で考えてくださいということらしいですけれども、これね、台湾産を給食に取り入れるということは、台湾と日本の歴史を教える。台湾と日本との、この長い歴史の中で、今、世界はこうなっているよということを教える材料としても、誠にいい機会だなと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎学務課長 現在、できるだけ国内産のものを使用するという形で、おいしい給食は進めているところではあるんですが、今、せぬま委員のお話もありましたので、できるのかどうか、研究してまいりたいと思います。 ◆せぬま剛 委員  是非、思いに応えていただきたい。是非、こういう機会を逃さずに、教育に、そして、我が足立区の産業支援に、ともに役立つ形をおつくりいただきたいなと、心からお願いを申し上げます。  さて、教育の問題を皆様に聞いてまいります。  教育は、国の在り様を決める大事なことですから、ここにいる課が教育委員会じゃなくたって、全員が考えなくちゃいけない。全員が思わなくちゃいけないという、国の在り方の根幹です。  そしてまた、全員で考えるということは、全然別な次元で言えば、1人の職員が大きなものを背負って、負って悩んでいる。課が違うから、部が違うから、あいつ1人でやらせとけばいいんだじゃなくて、全員で、彼がもし一言でもこぼしたならば、課が違おうが、部が違おうが、アドバイスをするときには、「一緒に行って謝ってあげるよ」って、「心軽くしなさいよ」という思いも大事なことだなという思いながら、それは別な話ですけれども、全員で教育のことは考えましょうというふうに思いつつ、聞いてまいりますから、課が違おうが、部が違おうが、「私はこう思うよ、せぬまの言っていること違うよ」というんであれば、どうぞ、お手を挙げて反論していただきたいと思います。  さて、教育の根幹である教育長と今、区長は、大きく、かつてのように、教育委員会が独善、独断でなくて、そこに区長も口を挟める状況になっていますよね。ですから、それが当たり前で、区長の思いの教育の方向というのも当然できるんです。そういう思いの中で、子どもが社会科見学という形で区長室に訪れることはあるんですか。 ◎区長 区長室に子どもが来ることはございません。 ◆せぬま剛 委員  是非ね、子どもを、生徒を区長室に招いて、そこで、区長が自ら未来ある子どもたちに語りかけてくれる、そんな行政も行っていただきたいなと。それが子どもたちの未来をもしつくるかもしれない、勇気を与えるかもしれない。そして、それが開かれた区政であり、そのことにつながるというふうに思います。よろしくお願いをしたいと思います。  さて、教員採用という件で、先ほども議論がありました。長い間の懸案です。これは、教育基本条例そのものを足立区がつくって、そこにきちんと明記をして、そのことで、区全体で取り組んでいく、邁進していかなければいけない、そんな大事な問題だろうと思います。  採用権を、給与権を区が持てる、持ちましょう、持つんだという目標値を掲げる形が、どうしても今は、区を挙げて教育長が都の方に行って、口頭で一生懸命に努力する、一生懸命に努力する、毎年努力する。しかし、それが実となって表れてこない。せいぜい、教育長が毎年2,000人も採用する東京都の職員、250人以上が足立区へ回されてしまう。足立区は1期生ばっかりだという形を必死になって、毎年毎年、何とか何とか、1年生減らしていただきたい。区の教員を更にレベルアップしたいんだという思いで、現在は、250人から大幅に減らしているんでしょ。 ◎教育長 現在は150人ほどに減らさせていただいています。150人に減ると、足立区から出た教員もまた戻すことができるので、私としてはこれを丹念に続けていきたいと思います。 ◆せぬま剛 委員  大いなる努力ですよ。これ、努力しなかったら、そのまま都に押し付けられていたんですから。この大いなる努力ですが、しかし、区は150人が適正なのか、他区と比べて、バランスはどうなのかと見れば、まだバランス悪い。だから、足立区として、その適正人数もきちんと基本条例に示して、これでいくんだという姿勢を持つべきだろうと思うのでございます。  その基本条例に関して、これをつくる、つくらないはともかく、検討はされたことあるんですか。 ◎教育長 現在の人事権というのは、都道府県と政令市が持っています。したがって、それを変えるような条例をつくることはできませんけれども、私ども、人事権を特別区にほしい、あるいは市町村にほしいということは、毎年、東京都、あるいは国に訴えているのは確かです。 ◆せぬま剛 委員  訴えることを書きましょうと言っているのね、訴えること。これを明確に明記して、教育長1人の努力ではなくて、区を挙げて、この体制で都に要望するんだという姿勢をきちんと示しましょうということを言っているんですね。  足立区は立派な教育大綱を持っていますよ。振興ビジョン持っていますよ。教育計画持っていますよ。教育、基本に関する教育委員会のあらゆる計画は立派なもんですよ。立派なものですが、この本を一つの柱として、基本条例の中に、それらは全ては、いい国民をつくるためなんだ。義務教育を一生懸命やっているのだから、義務教育の貫徹の中に、いい国民をつくる、思いやりのある国民をつくる、国の役に立つ国民をつくる、そのことを、当たり前のことを、働く、働くというのはどういう意味があるんだ。働くということはどういう意味があるんだという当たり前のことを書くんだと。  今、大綱や、計画や、ビジョンや、それらに、は、一生懸命、細かい、やるべき教員の皆さんの仕事が書いてありますが、その本の精神が抜けているではないか。本の精神を、柱を書くのは、基本条例なんですね。何かを求めるとか、新しいその制約をつくるとかという意味の条例ではないんですね。方向付けをしましょうと言っていることなんですね。  まだ、そういうことを考えていないということでございますが、各市では、当然、それに関する学術会議的なものがあって、識者会議があって、検討していますね。  大阪では条例ができました。発表しました。東京都にはないのに、大阪にできたということを言って、大阪は言っておりますけれども、それなりに、国の教育行政とリンクしながら、それを超えるものではない中に、やはり連携して、いい府民をつくっていこうということになっています。  いい国民をつくるために、必要だと思いませんか。 ◎教育長 先ほどの人事権うんぬんについては、教育長会を通じて文書で国に提案をしています。  もう一つ、今お話のあった大阪の条例については、私も、是非、深く掘り下げさせていただいて、理念条例というのは許されていることですので、ルールの条例ではなくてですね、こういったことについても勉強させていただきたいと、このように思います。 ◆せぬま剛 委員  大阪が幾ら条例つくったって、威張ったってね、理念条例ではあるんだけれども、しかし、大阪としての精神をうたったということはやっぱり大きな功績でしょう。足立区として、目指すものをうたうということが大事なことでしょう。そういう思いの中で、必要なんではないかというふうに再三申し上げているんです。  その中に書きたいものの一つに、わいせつ教員の問題がありますよ。これが長年、長年問題になりながら、このわいせつ教員のために、何人の子どもが人生を、悲惨な、暗い、つらい思いの中に過ごしたことか。彼らは、わいせつということではなくして退職したり、退職させられる。そして、その退職をした理由の欄に、何も書かれていない。だから、また、免許失効しても3年、5年で、教員に戻る。又は街の塾に行く。そして、同じことを繰り返したという報道を見ると、日本の法律はどうなってんだと思うんですが、かなり、今、今回は法改正によって、そのことを明記しますよ、そのこと検索できますよという状況になっているというのですが、簡単にその辺、説明してもらえますか。 ◎教育長 今、簡単に教員に復帰できるじゃないかという点については、事件があった情報をきちっとデータベース化する、それから、都道府県をまたいでいくと、またこれも分からなくなってしまうので、これも検索できるようにする、こういうことで、事件を未然に防ぐんだということを聞いております。 ◆せぬま剛 委員  それが大まかな国の方向です。だから、足立区としては、このようなわいせつの教員は採用をしません、足立区としてはできません、御遠慮ください、足立区の子どもたちを守るためですと書くことも必要なんだろうな。そういうものを、目指したいものだなと思って問うております。  さて、わいせつ教員から、とんでもない話になるんですが、子どもたちに、皇室のことをきちんと教えていますか。皇室を、日本の長い伝統、神話から始まります。神話が何だ。どんな国も神話からです。神話から始まって、今がある。支配をする、搾取をする、それが皇室ではなくて、国民とともに祈ってきちゃっていた。今も祈り続けている、その皇室、これを正しく子どもたちに教えておりますか。  私は、なかなかに、子どもたちに聞いても、孫に聞いても、知らないという、天皇って何と言われてしまうので、うん、まだまだなんだろうなと、いろんなこと言いたいでしょうけれども、これ、大切なことなんじゃないですか、総務部長。 ◎総務部長 国の歴史を学ぶことは重要だと考えてございます。 ◆せぬま剛 委員  このような、ふだん、教科書にはほとんど、ちらっとしか、ちらっとしか載ってない部分を、副読本という形で、子どもたちに買わせているドリルがありますね。そういうものにはきちんと皇室については書かれているんでしょうか。 ◎教育指導課長 社会科の資料集等に、皇室の内容、天皇の内容についても、社会科の授業の内容として扱っております。 ◆せぬま剛 委員  どちらかというとね、本当に僅かな行なんですね。このような大事なことはね、それにもっと、教科書が怖いことは、文部科学省は今おかしくなっている。例えば、自由社が、聖徳太子は厩戸皇子と呼ばれたことがあったって書いたら、これ駄目だといって、教科書採択されなかったでしょ。採択された教科書は、厩戸皇子は後に聖徳太子と称されたというのが採択された。わけ分かんない。  こんなことが、文部科学省の教科書ですから、皇室を小さく扱うというのはどうしても彼らの趣旨なんだろうと思うので、このことも我が区は日本伝来の皇室についてはかくあるべきだと思う、思うでいいんですから、こうしろと言っているんじゃないんだから。こういうことも精神として思っていただきたいな、かように思います。  そして、学校で大変なのが、ある学校の校長に泣かれましたけれども、モンスターです。「私の方が学歴があるんだ」って。「校長さん、あんたより、私は上なんだよ」。鼻に掛けて、居丈高に、揚げ足を取り、自分の子どもが主役になれなかったら、これは怒りまくる。このような例があって、教育委員会は、大変に御苦労されて、間に入って、でも、なかなかそういう人は、すぐ理解してくれませんから、御苦労、御苦労なんです。何とか、地域町会、PTA、OB会、皆さんとともに、そういう方と接して、学校の教員がやる気なくなっちゃいますから、わんわん、わんわんと来られたら。どうでしょうか。 ○工藤哲也 委員長  どなたか。 ◎教育長 そういった方が1人でもいると、教員が、そのために時間を割かなきゃならない、あるいは精神的にダメージを受ける、こういうケースはございます。 ◆せぬま剛 委員  もう、校長は、明日にでも辞めたい、死にたいというようなことになっちゃうんです。学校全体の士気が落ちちゃうんです。何とか、これも連帯です、連携です。助け合いましょうよ。これ、学校だけで、教育委員会だけ、大変だよな、助けきれないよな。皆さんの思いを、私は、たまたま修繕で行ったら、たまたま、あそこの庭の改修のことで行ったら、たまたま、塀のことで行ったら、プールのことで行ったら、全然関係ない仕事の部署の方でも、見て、聞いて、事情が分かったら、広め合って、助け合いましょうよ。そういう思いを言っているんですけれども、区民部長、どうですか。 ◎区民部長 学校のみならず、我々はやっぱりみんなで助け合ってやっている、本当に大事なことだと、私もそう思ってやっていきたいと思います。 ◆せぬま剛 委員  そういうことで、教員の仕事というのは、もう、私ども聞いてみたら、びっくりするほどの仕事があるんですね。その上に、正義感の強い教員は日曜日でも、子どもが万引きしたとか、たばこ吸ったとか、けんかしたとかというと、日曜日も出て行って、その間に入って、仲裁したり、警察行ったり、いやあ、宿題作ったり、子どもたちの一人一人の個人個人を見ているほかに、その仕事の多さといったらびっくりするほどです。  これは、どうしてこうなっちゃったかというと、しつけを家庭がしないからです。しつけを学校に任せる家庭が増えたために、子どもの対応に教員の方は、うんと追われているでしょ。私が今言った、ほかに、幾つか、これが大変だという思いがあったら、どうですか。 ◎教育指導課長 おっしゃるとおりに、コロナの対応も含めて、業務の方は増えていますけれども、私たちとすれば、できるだけスリム化するように、校長にも指導していきながら、教育委員会もバックアップしていきたいと、そういうふうに考えております。 ◆せぬま剛 委員  正にね、何か時間だけ、働き方と言っているけれども、そうじゃなくて、その中身の中にね、もっと助け合える、少しでも、肩の荷を落としてあげられる形があるんじゃないかな。  そして、しつけというのは、これ、今、物すごい難しいですね。しつけ過ぎると暴力になっちゃうんでしょう。しつけの基準、足立区の、足立区モデルという形で、しつけというのはどういうふうに考えていますか。 ○工藤哲也 委員長  どなたか。
    ◎教育長 しつけというのはどこまでかということは明確にはなっていませんけれども、体罰がどこまでなのかということについては明確な線があります。 ◆せぬま剛 委員  要するに、体罰としつけが、すぐ体罰になっちゃうんだよな。この辺のところで、やっぱり世の中が、今、文春にリークするじゃないけれども、何かあったらすぐ連絡してください。すぐ手記にしますというような時代になってしまって、非常に、しつけて子どもが泣いていたら、近所から体罰っていう連絡が行っちゃうケースもあるようで、気の毒というか、難しいというか、どうにも、それにはやっぱり近所の信頼関係があればね、「あのお母さんはいつも厳しいのよ」って、「だから、ちゃんとしつけてんのよ」って知っていれば、別にいいわけですよね。その辺の形がうまく出せないかなあというふうに思っておりまして、何とか一緒に考えていきましょう。  子ども食堂なんて、お子さんに一生懸命、今回予算もつけましたけれども、食べられない子を食べさせていますよね。そういう場で、しつけというのはされますか。子どもの貧困対策担当部長。 ◎子どもの貧困対策担当部長 しつけというか、大人との関わりだとか、そういう中で学びというのを、子ども食堂の中でもやってございます。 ◆せぬま剛 委員  何だかよく分かんねえな。しつけというか、何、しつけをしてないということ、しつけなんかしませんよということ。 ◎子どもの貧困対策担当部長 しつけといいますか、いや、いけないことはいけないという、きちんと、子ども食堂の中でも教えていますし、それから、大人と、年齢の違う方とのお付き合いの仕方だとか、そういったことも、その子ども食堂の中で学んでおります。 ◆せぬま剛 委員  是非ね、足立区が誇る子ども対策なんだよ。全国から見に来る足立区の事業なんだよ。おなかいっぱいになってもらって、明日また頑張ろうって思ってくれる子どもたちに、その子どもたちには、お父さん、お母さんの愛情がどうなっているか分からないんだけれども、何でそこへ来るのか分からないんだけれども、でも、でも、この食の恵みに感謝をして、生きているものの命をいただいて、これからも、あなた方は、人の役に立つ勉強するんだよって。そのために、みんな頑張ってねって、たくさんの人が協力してこの場をつくってくれているんだよって。それを教えるのは、しつけだと思うんです。どう思いますか、もう1回、子どもの貧困対策担当部長。 ◎子どもの貧困対策担当部長 そういった、今、せぬま委員おっしゃったようなことも、その子ども食堂の中では、実際やられているというふうに私は思っております。 ◆せぬま剛 委員  是非、期待しています。見に行きます。議員がみんなで見に行きますから、是非、実践をしてください。せっかくの事業ですから。すばらしい事業なんですから、お願いをいたします。  そして、今、家庭訪問はどうなっていますか。 ◎教育指導課長 コロナの影響もあって実施しているところはほぼないかなと思っております。 ◆せぬま剛 委員  家庭訪問の重要性は認識していますか。 ◎教育指導課長 もちろん認識しておりまして、必要がある場合には、保護者の了解を得ながら家庭訪問は実施しております。 ◆せぬま剛 委員  是非ね、それこそ、家庭と学校を結ぶ唯一のね、大きな、そして、親御さんと意見を交換する、親御さんに会える、ね、大事な場所ですから、解禁したら、必ずや、これも、申し上げると、教員にとって大きな負担かなあと。中には行きづらいうちがあるだろうなあと思うと、何とも言えないところではありますが、その辺も、教員1人では行きづらいうちは誰か一緒についてってやるとかさ、しようがないから、実施方向でね、お願いをしたいと思います。  ただね、私がもう50年も前の話なんですけれども、40年か、私の子どもが中学校に入ったときに、初めて来た学級の担任の先生、若い子でした。若い子で、「ああ、頑張って、うちの娘、よろしくお願いしますね」って言って、ところで、「あなたも将来は教頭、校長を目指して頑張るんでしょう」って申し上げた。その先生、「僕、分かんない」って言ったんだよね。そういうことのないように、是非、家庭に行って、「私も頑張るから、子どもさん頑張らせてくださいって、みんなで、いい子にしましょうね」って、言えるようにしてください。よろしくお願いします。  10年前に、あの震災がありました。あちこち駆けずり回った中で、地元の学校に飛んで行きました。行きましたら、生徒がずっと全部グラウンドに、校庭に座っていました。親御さんが続々と生徒を迎えに来ました。学校が固まって、わあわあしている。何しているの。どの子を渡して、どの子を返しましょうか、それが決まってないって、当時。親御さんが来ている子は連れて帰ってもらえばいいじゃないか。いや、親が来ない子がいるんです。不平等になる。不平等もへったくれもねえだろうと。親がいなきゃ置いときなさいよって、面倒見るしかないでしょうよ。そりゃそうですねってことになった。今、そんな程度のことは、もう決まって、当たり前のことだろうと思いますが、災害時、もっといろんな問題があると思う。災害担当する部長はどうですか。これ、どんなふうに今、区は、子どもたち、災害時にやろうとしているか、情報あります、知っていますか。知らない。どうぞ知っていてください、皆さん。皆さんがもし何かの用で学校にそのとき行くかもしれないじゃないか、通り掛かるかもしれないじゃないか。知っていてくださいよ、ね。総合的にしたいと思います。  それでは、最後に、子どもの教育について伺います。  今の学校で、今の中国、あの清に支配されて、ウイグルを、東トルキスタンを支配している、あの中国の現状、実態を教えていますか。 ◎教育指導課長 中国の内容につきましても、地理の中で、学習指導要領の内容に沿った内容で指導しております。 ◆せぬま剛 委員  学習指導要領に沿っているんですが、先ほど、副読本の話しましたけれども、要するに、その中にも、中国の、そのジェノサイドが書いてない。そして、北朝鮮の、実際の今の体制のことが教えられてないんです。子どもたちは分からないんです。世界情勢を教えなきゃいけないんです。中国の実態を教えなきゃいけないんです。でなければ、国民全体がそのことを共有できないじゃないですか。子どもに教えるということは、国民全体が知ることです。そのことをもって、大事な、大事な思いですから、世界の真実、歴史の真実を教えるんだと、そういう思いで、学校には副読本を子どもたちに与えるときには、教育無償化なんですよ、1銭も使わなくていいんですよ。それなのに、あえて有料で子どもに買わせるんですよ。そのときに。 ○工藤哲也 委員長  時間ですので、簡明にお願いします。 ◆せぬま剛 委員  役に立つ副読本の採用を切に、教育指導部長、お願いして終わります。  ありがとうございました。 ○工藤哲也 委員長  次に、共産党から質疑があります。きたがわ委員。 ◆きたがわ秀和 委員  日本共産党のきたがわ秀和です。残り15分、よろしくお願いいたします。  コロナ禍に苦しむ中小事業者の政策について伺います。  先週金曜日、今月の7日までとされてきた1都3県の緊急事態宣言が、更に2週間、21日まで延長される、そういうことが決定されました。既に2か月に及ぶ緊急事態宣言のもとで、営業時間短縮を求められてきた飲食店はもとより、多くの中小事業者が苦しい状況に追い込まれています。       [委員長退席、浅子けい子副委員長着席]  時短要請に応じた飲食店からは、1月に申請した協力金がまだ入金されておらず、必要な支払いに間に合わず、困っている、そういう声も上がっています。  区ではこうした声をつかんでいらっしゃいますか。 ◎企業経営支援課長 窓口等ではお聞きしております。 ◆きたがわ秀和 委員  苦しんでいるのは、こうした協力金、支援金の対象となっている事業者だけではありません。西新井大師前で、長年親しまれてきたある飲食店は、大師の参拝客が減ったことに伴い、客足が減ってしまったものの、昼間のみの営業のために、協力金の対象とならず、結局、最近閉店されたというふうに聞きました。  また、区内で営業している花屋からは、卒業式や謝恩会など、そうしたイベントもなくなり、花も買ってもらえなくなった。年末に仕入れた花も残ってしまって、初競りにも出られなかったという、そういう声も寄せられています。  ハンドバッグ製造や草履製造に携わる事業者からも、コロナ禍で受注がなくなってしまい、大変という、そういう苦しい声、実態、我が党にも寄せられています。  区は、こうした実態を受け止めて、対策を講じるべきではないでしょうか。 ◎産業経済部長 区の方では、昨年5月、6月、こちらの方が事業者ですとか、金融機関のヒアリング、そして、10月から青色申告会のアンケート、同じく小規模事業者経営改善補償金でのアンケート、それから、緊急融資の方も、統計は取っておりますし、きちっと実態を把握して、対策を講じるという姿勢は変わりはございません。 ◆きたがわ秀和 委員  今、5月頃に事業者の方からのヒアリングを行ったというふうにおっしゃっていましたけれども、我が党は、区内事業者のこういうコロナ禍による影響について、早くから、やっぱりその実態調査、広く行うよう求めてきました。  ただ、区が実際に、青色申告会の会員の方、あるいは小規模事業者経営改善補助金申請者の方へ、緊急経済アンケートとして調査に取組み始めたのは、コロナ禍の影響が出始めてから半年以上たった10月から、昨年の10月からです。  本当にもっと早い段階で、区の予算のあらましの中で、深刻というふうにね、受け止めているというふうに書かれていましたけれども、そうであるならば、もっと早くから取り組んでもよかったんではないかと。本当に実態調査ですらも取組の開始が遅い、こういう遅れがこの支援策の遅れにもつながっているのではないかというふうに思うのですが、その点はどうでしょうか。 ◎産業経済部長 私も早くから実施している大田区のアンケートなどを見させていただきましたが、売上げの減少した月、売上げの減少したパーセンテージなど、本当に大まかなものを調査していたように思いました。  私どものアンケートでは、更に、どういった国の助成金、支援策を受けているのかとか、どういったところに御相談されているのか、時期がたっているからこそ、詳しい内容が聞けているものと考えております。 ◆きたがわ秀和 委員  今、国の支援拡充がないもとで、本当に自治体として、事業者にどう寄り添って支えていくのかということが問われていると思います。  我が党は、昨年以降、代表質問、あるいは委員会などの質疑で、事業者に対し、区として独自の直接支援策、踏み出すべきではないか、売上げが落ちた、そういう事業者に対しての直接支援、求めてまいりましたけれども、改めて問いますが、こうした事業者に対して、売上げや事業規模に応じた直接支援、区として独自に行っていく、そういう考えはありませんか。 ◎工藤 副区長  直接のアンケートは取っていませんけれども、去年の夏前から、区内の関係団体と区長が直接、十数回にわたってヒアリングを実施して、区としてどういう対策が必要なのかというのを実施してまいりました。  区としては、国ですとか、都の支援が行き渡らないような、その隙間のところを埋めていくよっていうようなことで、その後、方針を定めております。 ◆きたがわ秀和 委員  国や都がやらない、その隙間を埋めていくということは、もうさんざん、委員会のところでもお聞きいたしました。  ただ、やはりその幾つかの自治体のところでは、こういう売上げ減に苦しむ事業者に対して、新たな直接支援、これはもう本当にこの2月とか3月のところでそれを始めている、独自に踏み出している、そういうところもあります。  例えば、これは岩手県北上市というところで、今年2月から、売上げが前年同月比で30%以上減少した、そういう小規模事業者に対して、最大30万円、支給をする地域小規模企業者給付金の、その案内のチラシです。       [資料を提示]  こういう支給件数としては600件ぐらいを想定をして、1億6,000万円を補正で予算計上していると。同様の給付金は既に北上市の方では、今年度2回実施をしていると。過去2回分は国や県の交付金、これで賄ってきましたけれども、今回は、基金を取崩して、独自の市の財源で行っている。岩手の話だけでなくて、都内でも、立川市が売上げが減少したそういう事業者に対して、今月から、1件最大30万円を支給する中小事業者応援金というのを開始しています。立川市も今年度、独自の支援策、家賃支援金、これは市内事業者数の4分の1弱に当たる1,800事業者に支給をしている。更に今回は800事業者への支給を予定しているというふうに聞いております。  こうした自治体と比べて、やはり足立区の支援策、非常に限定的であって、取組としても遅れているというふうに私は感じております。長期化して収束の見通しもない、コロナ禍のこの現状を踏まえて、区も、こうした自治体の取組に学びながら、今からでも踏み切るべきではないでしょうか。どうでしょうか。 ◎産業経済部長 私どもも、23区の状況は、随時把握しております。その中で、決して足立区が劣っているものとは考えておりません。  今後も、そういった情報を収集しながら、区でできることを実施してまいりたいと考えております。 ◆きたがわ秀和 委員  我が党としては、そうしたことで、今後も、引き続き強く求めていきたいというふうに思っております。  次に、あだち30買い物券事業について、お聞きします。  30%というプレミアム率に加えて、1セット6,500円分のうち4,000円分は中小店舗のみで使用できるというその点、一昨年のプレミアム付商品券事業のときなどに、我が党が求めてきたこと、今回の買物券には反映されているということで、そのことは大いに歓迎します。  先週の予算特別委員会の質疑の中で、2月28日時点のこの登録取扱い店の登録状況、635店という答弁が示されましたが、これ業種別の内訳はどうなっていますか。 ◎産業振興課長 3月5日時点で、情報を修正しておりまして、新しい数字出ておりまして、975店、登録しております。  業種別の内訳でございますが、一番多いのが小売業513店、飲食店が220店、サービス150店、建設6店、運輸・通信4店、大規模店が36店、このような形になっております。 ◆きたがわ秀和 委員  前回のところから大分伸びてきているというふうに思いますが、まだ、その登録2,000店舗という目標に対して2分の1、ようやく半分に行くか、行かないか。そういったところで、ちょっと取組が遅れているように感じざるを得ません。  我が党は、先日の代表質問で、産業センターや区民事務所等にも、このチラシ、今、申込書付きのクリアファイルに入っているこのチラシを、やっぱり置くべきではないかということを求めましたが、区は緊急事態宣言中のために、区施設のチラシ設置は行わないと。金融機関の協力を得てチラシ配布を行っていくと答弁をされました。  緊急事態宣言中だから、区の施設にチラシは置かないというのは、全く答弁として説得力がないというふうに思っております。  我が党の議員がこのチラシを持って、地域の業者を訪ねると、取扱い店募集、今行われているということを知らなかったという、そうおっしゃる事例も少なくありませんでした。事業者への周知が行き届いていないのではないかというところで、改めて周知徹底を図る意味で、身近な、そういう区の施設にチラシを置くべきではないでしょうか。 ◎産業振興課長 区の施設に置くということ、そこに来ていただいて、情報を取っていただくという形で、どうしても来ていただいてという手間だというんでしょうか、が掛かるというところはございます。  私どもといたしましては、こちらで分かる事業者に電話掛けを1,300件ほどやっております。そして、更にはそれ以外のところにも出向いて、直接その店舗の方で、登録のお願いをしていると、直接出向いてやっていると。更には金融機関、更には、これから、各地区団体の方にも、お願いをしてまいりたいというふうに考えております。 ◆きたがわ秀和 委員  直接訪問している件数と、実際にそのチラシを全部の店に渡しているのかどうかというところをお聞きしたいんですけれども。 ◎産業振興課長 店舗訪問は約300件ぐらいやっておりまして、実際、そのチラシを置いたのは225になってございます。 ◆きたがわ秀和 委員  非常に頑張っているというふうには思うんですけれども、まだまだそういうところで言うと、本当に周知徹底を図るために、もちろん電話も必要だし、直接訪問も必要だし、チャンネルを増やすというところでは、本当に区の施設に置くということもあっていいんじゃないかなというふうに思っております。その点も述べておきたいと思います。  それで、2月に開かれましたこの登録店募集の説明会に参加した事業者の方から、話の内容がデジタルの話ばっかりで、そっちの方向へ持っていくための説明会と感じたという声が寄せられています。  私も説明会に参加しました。確かに、説明の資料2枚目をめくると、もうそこから先、デジタル商品券の説明というところが中心になっています。       [資料を提示]  これ、本当にデジタルが事業の中心なのかという印象を免れないと。紙券だけでなく、デジタル券も併せて発行するということについて、これは否定はしません。ただ、登録店の募集に当たって、デジタル券の取扱いに誘導しようという、そういう姿勢に偏り過ぎているんではないかというふうに思うのですが、いかがでしょうか。 ◎産業振興課長 今回、区といたしまして、デジタルの登録は初めてでございます。  商店街振興組合連合会実施事業でございますが、紙券の取扱い事業というのは、比較的、足立区においては素養があるのかなというふうに判断しております。  説明会の冒頭では概略、紙券を含めた冒頭説明させていただいて、デジタル、分かりやすいところで、分かりやすく、スライドなども多用して説明させていただいたのが、趣旨でございます。 ◆きたがわ秀和 委員  この事業については、都の方の支援も得られるというふうに、たしか、お伺いしたんですけれども、例えばそういう都がそういう方向に誘導しているというそういう面もありますか。 ◎産業振興課長 きたがわ委員、お話の、都の補正の案の示されたお話なのかなというふうに思いますが、案のところでは、まだ、私どものものが、これは該当するかどうか分かりません。ただ、都としてはキャッシュレスの推進というところを打ち出してございまして、足立区も、その打ち出す前に、私どもとしては、キャッシュレス推進したいというふうに考えてございました。 ◆きたがわ秀和 委員  もちろん、キャッシュレスもいいんですけれども、本当に、この買物券、デジタルでも、紙券でも両方使えるという点が、これまでにない利点であるというふうに捉えております。  中小事業者の中には、キャッシュレス決済の対応困難なところも少なくありません。事業者に対して、紙券も使えることのアピールも強めながら、取扱い店を増やす努力を是非してほしいというふうに希望いたします。  あと、もう1点、提案も含めた質問なんですが、三鷹市の方で、事業者支援の一環としてデリバリー三鷹という宅配サービスに取り組んでいます。  市内の飲食店にメニューを登録してもらって、実際の宅配はアルバイト先の休業で収入が減少している学生に担ってもらう、苦しんでいる学生たちの就労支援にもつながる。本当に登録に掛かる登録料、あるいはその宅配に掛かる手数料も、業者、利用者とも負担無料ということで、電話とインターネットのサービスで注文もできるということで、本当に、三方よしというか、業者にとってもそうだし、学生にとっても、それを利用する市民にとっても三方よしという、そういう取組を行っております。  足立区も、区内に6つの大学がある、飲食店も多い、そういったところで、こういった事業を、是非、区としても取り組んで、その業者支援、学生支援の幅広げていく、そういうことが必要だと思いますが、いかがでしょうか。 ◎産業振興課長 産業経済部といたしましても、夏に飲食店支援の中で、学生の活用というものを検討してございました。昨年の9月に、大学が再開されるに当たり、大学の方にヒアリング、調査したところ、実際、土曜日を含めて、授業もかなり多いということで、なかなかアルバイトに割ける時間がなかなかないというところでございました。  また、学生の支援というところでは、先日も学務課長答弁しているように、新型コロナの育英資金も緊急貸付けも継続というところでございます。  商店側からいたしましても、先ほど申しました不安定なアルバイトでは、効率もよくなく、御要望もないという状況でございますので、したがいまして、現時点では、きたがわ委員の御提案のもの、導入は考えておりませんが、引き続き大学側と協議、研究してまいりたいと思います。 ○浅子けい子 副委員長  本日の審査はこの程度にとどめ、散会いたします。       午後4時02分散会...